住宅ローン審査基準は何?金融機関が重要視する「信用」とは

MENU

住宅ローン審査で重要視される「信用」とは

住宅を購入・建築しようと思った時、
ほとんどの人は住宅ローンを利用します。
しかし住宅ローンは誰でも組めるわけではなく、
一定の基準を基に金融機関の審査があります。

 

 

場合によっては審査に通らず、
住宅ローンが組めない可能性もあるため、
家の購入を考えている人にとっては恐ろしい壁に思えるかもしれません。
住宅ローン審査において、
金融機関がどのような点を重要視しているのかご紹介します。

 

金融機関が重視する住宅ローン審査の基準とは?

 

抑えておきたい3つのベーシック要件

 

住宅ローンの審査は金融機関ごとに異なりますし、
審査の詳細は明かされていません。
しかし一定の基準は公表されていますので、
一般的に重要視される事や、必要とされる要件をご紹介します。

 

  1. 勤続年数
  2.  

    通常は3年の勤続年数が必要とされますが、
    1年程度の勤続年数でも可、とする金融機関もあります。
    また、キャリアアップや条件アップの転職であれば、
    規定の年数に満たなくとも考慮されるケースも。

     

  3. 勤務先
  4.  

    勤務先が大きな会社であれば一番ですが、中小企業でも借入は可能です。
    自営業者も借入できるとされますが、
    前年の収入だけでなく数年の事業実績を求められることが多く、
    継続的に収入が安定していないと借入れが難しいかもしれません。
    契約社員や派遣社員については金融機関ごとに対応が分かれます。

     

  5. 年収
  6.  

    住宅ローンの借り入れは、
    最低年収300万円程度とする金融機関が多いです。
    最近は300万円以下でも借入が可能なケースも増えたようですが、
    借入額は制限されてしまいます。

 

これらの要件は、あなたの信用を審査するためのものです。
借金の申込みを行うのですから、
金融機関は「お金を返してくれる人かな?」という点を判断します。
特に住宅ローンの場合、数十年継続して返済し続けることが必要なため、
人的、社会的な「信用」を重要視するのです。

 

 

その為、事業の浮き沈みが激しい個人事業主よりは会社員、
会社員の中でも中小企業よりは大企業の方が
より信用度が高いと判断されるのですね。

 

 

■こんなところにも注意しよう

 

安定した収入があっても審査が通らないことがあります。
住宅ローンは金額が大きいため、通常は団体信用生命保険(以下、団信)に
加入することがローンを組む条件となります。

 

 

そのため健康状態が悪く団信に加入できないと、
信用如何に係わらず審査が通りません。
引受条件を緩和した団信もあるため、健康状態に不安がある人は
最初からそういった団信がある金融機関を選ぶといいでしょう。

 

 

更に、年齢による制限もあります。
通常住宅ローンが組めるのは満20歳以上から満71歳未満とされています。
年齢制限内の歳でも、定年前にある程度ローンを終わらせるためには
35年のローンが組めないケースもあるでしょう。

 

 

定年まで間がない場合は頭金を多めにするなど、
現実的にローンが返済できるような借入額にしておきたいですね。
また、審査は人的要件だけでなく、物件要件にも及びます。
好立地、耐震、耐火建物であるなど、
担保価値が高いほうが審査には有利とされています。

 

審査が厳しい場合はどうすればいい?

住宅ローン審査が厳しい場合はどうすればいい?

 

もし「借入できないかもしれない」という時はどうすればいいでしょうか?
最初に検討してほしいのは頭金を増やしたり
物件価格の見直しにより、借入額を減らすことです。

 

 

毎月返済額が減ればそれだけで返済の確実性はぐっとアップするからです。
借入額を動かせない場合で、自動車や家電ローンがある場合は
それらのローンを先に返済することも有効です。

 

 

また、夫婦の収入合算や夫婦で住宅ローンを組むことも検討しましょう。
パートやアルバイトであっても、収入合算という形であれば
「収入の半分まで」「主たる債務者の○○%まで」
といった条件で収入を合算することが可能です。

 

 

夫婦2人で住宅ローンを組むという選択肢もあります。
夫婦でローンを組むと、諸経費も2本分になるので初期費用は多くかかりますが、
住宅ローン控除も夫婦それぞれで受けることが出来るというメリットもあります。

 

審査基準が比較的甘い金融機関

 

中には基準をあえて緩めにし、
その分金利を高く設定する金融機関もあります。
転職や独立後間もなく「審査に通りにくいが資金力はある」など、
金利が多少高めでも返済できるという人は
そういった金融機関を選ぶのもいいかもしれません。

 

 

こういったケースの方ならば、
数年後に勤続年数や事業実績がついたら、
金利の低い住宅ローンに借り換えることも可能でしょう。
状況に応じて活用したいです。

 

まとめ

 

住宅ローン審査では年収や勤務先が大きな比重を占めそうですが、
金融機関ごとに要件は異なります。
まずは仮審査を申し込んでみてはいかがでしょうか。
審査が通らなそうな場合も、信用を増すために出来ることは多いです。
諦めずに出来ることを実行してみてください。

 

夢の注文住宅を一緒に築き上げましょう!

注文住宅を検討されている方に有名ハウスメーカー各社の特徴やポイントを比較できる資料を送ります。さらに住宅補助金に関する専門的なアドバイスを提供いたします。補助金の種類や条件、申請手続きなどについて、わかりやすく解説いたします。

  • 【作成無料】簡易的な間取りを作成してほしい
  • 【一括依頼】相場から大手ハウスメーカーを簡単に比較したい
  • 【アドバイス無料】費用を抑えるために住宅補助金に関する専門的なアドバイスが欲しい

 

300万近くの差がでる!家づくり攻略法!

 

3分で簡単登録

 

 

住宅ローンを見直したい方必見

 

 

おすすめ関連記事

 

>>フラット35と銀行ローンとの違いは何?のページに進む

 

>>注文住宅の費用や相場TOPに戻る

関連ページ一覧

変動金利の基礎知識とリスク解説

何千万円という借入を行う住宅ローンでは、より金利が低い変動金利を選択する人が多い傾向にあります。少しの金利差が、総返済額で考えると何十万円もの差を生み出す以上、金利を重視するのは当然かもしれません。しかし、変動金には金利上昇という注意点があります。低金利が長期化する中、若い住宅購入者の中には金利上昇...

住宅ローンで失敗しないために気をつける3つのこと

注文住宅のように大きな買い物をする際には、ある程度の思い切りが必要です。しかし、思い切り過ぎると後にローン返済に苦しむ可能性もあります。考えたくもないことですが、住宅ローンの返済がきっかけで、人生そのものが破たんしてしまう人も、実際に存在するのです。ここでは、住宅ローンにありがちな誤算をご紹介します...

住宅ローン審査に通る方法を考えている女性

住宅を購入・建築しようと思った時、ほとんどの人は住宅ローンを利用します。しかし住宅ローンは誰でも組めるわけではなく、一定の基準を基に金融機関の審査があります。場合によっては審査に通らず、住宅ローンが組めない可能性もあるため、家の購入を考えている人にとっては恐ろしい壁に思えるかもしれません。住宅ローン...

フラット35と銀行ローンの違い

思い切って家を買おう!と決断しても、住宅ローンを組むことへの怖さはありますよね。大きな借金を抱えることになるのに、その仕組みがわからないと不安になります。例えば「固定金利だから安心」といわれる「フラット35」「変わらないという金利はどの時点で決まるのか?」「銀行のローンではないと聞くけれど、じゃあ誰...

住宅ローンが低金利化!今こそ固定金利がおすすめ

2016年1月のマイナス金利以降、住宅ローンの金利は超低金利時代に突入しました。16年8月以降は、ネット銀行だけでなく、メガバンクでもフラット35sの金利が1%を切る金融機関が出てきています。変動金利との差が少ない今、全期間固定金利のフラット35は魅力が増しています。しかし、フラット35の適用を受け...

住宅ローン金利の総支払額への影響

借入金利が軒並み超低金利時代の今、金利はないに等しいとも言われますが、実際に金利はどの程度支払額に影響するのでしょうか?また、もし金利の影響が小さいのならばどのように住宅ローンを選択すればいいのか考えてみたいと思います。夢の注文住宅を一緒に築き上げましょう!注文住宅を検討されている方に有名ハウスメー...

住宅ローンの金利は今後どうなる?

住宅ローン金利が8%超の時代があったことをご存知でしょうか。2016年1月に日銀がマイナス金利政策を発表したのち、住宅ローン金利は、全期間固定金利のフラット35ですら1%を切るものが登場しました。今後、住宅ローンの金利はどうなるのでしょうか?これ以上住宅ローン金利が下がることはないとも言われています...

住宅ローン金利は下げ止まり?低金利はいつまで続くのか?

2016年はマイナス金利の影響で、もともと低かった住宅ローン金利が更に低くなった年でした。2021年以降も、このまま超低金利が続くのか?、上昇に転じるのかが気になるところです。最近の住宅ローン動向やトレンドを幅広く見ていきます。夢の注文住宅を一緒に築き上げましょう!注文住宅を検討されている方に有名ハ...

低金利化が進む住宅ローングラフ

住宅ローンの金利は低ければ低い方がいい、という人は多いです。確かに、毎月返済額に直結するので金利は重要です。金利だけを基準にした場合、変動金利を選ぶ人が多くなりますが、超低金利だからこその落とし穴も存在します。あまり知られていない変動金利のリスクについて解説します。夢の注文住宅を一緒に築き上げましょ...

住宅ローンの諸経費はどんな目的で使われるの?

住宅ローンの諸経費は、物件価格の5%前後が相場といわれています。5%とはいえ、もともとの購入価格が高額なためその金額は軽視できません。大きな借り入れを行うときですので、支出は少ないほうがいいと考えるのが普通でしょう。ですが、この諸経費には今後の住宅ローンを守るために必要な費用も含まれているため、単に...

元金均等返済の仕組みとグラフ

住宅ローンにおいては、元利均等返済という返済方法を選択するのが一般的です。変動金利、期間選択型固定金利、フラット35など金利形態に関わらず、特に指定しなければ、元利均等返済という返済方法になるのですが、その特徴についてご存知の方は少ないのではないかと思います。住宅ローンを組むなら知っておきたい元利均...

将来の負担を軽減させる「ダブルフラット」

皆さんは、住宅ローンの「フラット35」を2本立てで組むことができるのをご存知でしょうか?住宅ローンは金利変動で返済額が変わることはありますが、元本が変わることはありません。そのため、返済の途中で教育費の負担が重くなったり、定年を迎えて返済が苦しくなる方も多くいます。そのような事態に備え、2本の住宅ロ...

夫婦での住宅ローン借り入れが一般化、知っておきたい連帯保証人について

以前は、住宅ローンは稼ぎ主である夫が加入するというのが一般的でした。しかし共働き世帯が増え続けているうえ、産休や育児休業制度も充実してきています。妻が就業しているならば、妻の収入も当てにするのが自然ではないでしょうか。妻の収入分も上乗せすれば、借入額も増やせます。これを収入合算といいますが、収入合算...

夫婦で住宅ローンを組むペアローンについて

住宅ローンの組み方のひとつに、夫婦それぞれがローンを組むという方法があります。“夫婦の財布は同じ”と考える人は、「どうしてわざわざ住宅ローンを2つにするのだろう?」と疑問を持つかもしれません。また、1人がローン名義人になり、もう片方が連帯保証人になれば済むという考えもありますよね。夫婦で別々に住宅ロ...

住宅ローンの親子リレー返済を理解しよう

住宅ローンを親が組み、いずれ子どもがローンを引き継ぐのが親子リレー返済です。親世帯が高齢であったり、子どもが若く年収がまだ低いなど、親子リレーローンを利用したいケースも多いですが、現在の日本では、あまり一般的な借り方にはなっていません。仕組みが分かりにくいうえに、金融機関ごとに適用条件が異なるので利...

住宅ローン控除に悩む家族

「お金が戻ってきますよ」と、単純に紹介されることも多い住宅ローン控除ですが、要件や申請方法の規定があります。どんな要件を満たす必要があるのか、見ていきましょう。夢の注文住宅を一緒に築き上げましょう!注文住宅を検討されている方に有名ハウスメーカー各社の特徴やポイントを比較できる資料を送ります。さらに住...

住宅ローンの返済が厳しくなったとき、どうすればいいの?

住宅ローンの何十年という長い返済期間には、病気や離職、事故や想外に家族が増えるなど、予想できない出来事が生じる時もあるでしょう。また、突発的な事由がなくとも、元々無理なローンを組んでしまったために、じわじわと返済が厳しくなることもありえます。これらの事態によって住宅ローンが返せなくなったとき、どのよ...

災害時の住宅ローンはどうなる?支援はもらえるの?

地震や噴火、大型台風など、近年災害リスクは高まっています。憧れのマイホーム、注文住宅を検討している場合、特に災害への不安は大きいではないでしょうか。マイホームが被災すると、住宅ローン返済に上乗せして修繕費をねん出しなければなりません。家が全壊しても住宅ローンが残ってしまうという最悪のケースもあるなか...

住宅ローンの預金通帳

日本人の国民性として借金を嫌う文化は根強いです。年配の人だけではなく、クレジットカードに若い頃から馴染んでいる世代でも、借金に対する抵抗が強いのを感じます。むしろ雇用が安定しない現代人のほうが、高額な住宅ローンへの警戒感は強いのかもしれません。そのような背景もあり、「住宅ローンは早く返済したい」とい...


理想の家づくりを実現するために【PR】

快適な生活を手に入れるためには注文住宅を建てることが理想的ですがデメリットも多く、成功するには注意が必要です。
失敗しやすい注文住宅を成功に導く最も重要なカギは


設計に充分な時間をかけることです。


特に間取りは非常に重要であり、家族の要望に合わせた部屋の配置が大切になってきます。
大工である私がたくさんのお客様から家づくりに悩んでなかなか進展しない時に見つけたのが「タウンライフ家づくり」でした。


タウンライフ家づくり

「タウンライフ家づくり」では、複数のハウスメーカーがあなただけの「オリジナルの家づくり計画」を提案してくれます。
実際に利用してみて、私が感じたメリットは以下の5つです。

POINT

  1. 無料でわずか3分でネットで申し込みができる。
  2. 大手36社を含む1,120社以上のハウスメーカーから選ぶことができる。
  3. 注文住宅専用の間取り図や資金計画、土地情報や補助金制度の情報が手に入る。
  4. 他社の見積もりを見せることで、大幅な値引きが得られる。
  5. 限定のプレゼントも実施している。

選べる1,120社以上のメーカーの中には大手36社のハウスメーカーも含まれているのは大きいです。


タウンライフ家づくり1080社の中から大手34社のハウスメーカー
タウンライフ家づくり
タウンライフ家づくり

実際に、某ハウスメーカーさんから素晴らしい間取りを提供していただきました。

ハウスメーカー見取り図

強引な勧誘がないか」と心配していましたが、電話での勧誘は一度もありませんでした(メールでの勧誘はありました)


成功する家づくり7つの法則

申込者全員にもらえる「成功する家づくり7つの法則と7つの間取り」は、家づくりの法則や間取りのモデルプランなど家づくりに関する情報が満載です。これだけでもかなりお得だと感じました。


他社の見積もりがあったおかげで、300万円以上の値引きに成功した方もいます。

あなたも理想の注文住宅を手に入れたいのであれば、ぜひおすすめします!

▼公式サイトはこちらからご覧ください。 ▼