家は人生で一番高い買い物です。
住宅ローンを組み、何千万円ものお金をかけて
家を建てるのにも関わらず、
- 思っていた以上に費用が掛かってしまった。
- 実際住んでみたら使い勝手が悪かった(住み心地が悪かった)
- 住宅会社の対応が悪く、他の会社に頼めば良かった。
- ほとんど使わない設備・部屋、意味のない装飾がある。
- ローンを払い終える頃にはリフォームが必要。
など。
注文住宅で失敗している人は数多くいます。
実は、注文住宅で家を建てた8割もの人が、
「失敗した」と感じていると言われているのです。
程度と原因は人それぞれですが、
そのほとんどが最初の段階の無知や、計画のあまさによるものだと感じています。
注文住宅を建てるには、
色々なことを知らなければならないので、
難しい、面倒くさいと感じるかもしれません。
実際、「細かいことはよくわからないのでお任せします」
と言ってくるお客さんは多いです。
わからないことは「全てプロに任せたい」という気持ちは、
私もよく理解できます。
しかし、それでは本当に良い家は建てられません。
お客さん側もきちんと知るべきところを知っておかないと、
満足いく家を建てることは難しいのです。
「え?プロがしっかりエスコートしてくれるんじゃないの?」
そう思うかもしれませんが、
残念ながら住宅業界は良い会社ばかりではないのです。
自動車業界であれば、新車を購入するときに
どこのメーカー、販売店を選んでも、
その金額に応じた性能の車を手に入れることが出来ますし、
万が一、トラブルがあったとしても適切な対応をしてくれます。
新車を買ってまともに走らない車を渡されたり、
ぼったくり価格で、しかも、注文したものと違う車を渡された
なんて経験ありませんよね。
しかし、住宅業界ではそうはいきません。
しっかりと相手を見極め、計画を立てなければ、
必要以上のお金を取られたあげく欠陥だらけの家が建ちます。
大げさな話に聞こえるかもしれませんが、そんな事例が毎年数多く出てきます。
情けない話ですがこれが住宅業界の現状です
気に入らない家だからと言って返品することもできません。
注文住宅での家づくりに失敗しないためには、
お客さん側も最低限の知識を身に付けておき、
積極的に家づくりに参加する必要があります。
決して人任せにしてはいけません。
もちろん、
誠実な対応をしてくれる住宅会社もたくさんありますが、
少なくともその会社を見つけるための知識や、
問題が起きたときにそれに気づくための知識と気構えは必要です。
家づくりは誰もが初心者でわからないことだらけです。
ですが焦ったり、不安に思う必要はありません。
積極的に家づくりに参加する姿勢になると
知識は自然についていくものですし、
家づくりはとても楽しいものに変わります。
これから少しずつ知識を増やして理想の家を手に入れましょう!