現場見学会を活用しよう
興味のある注文住宅会社が見つかったら、
現場見学会に行ってみましょう!
現場見学会とは、実際にその会社が手がけている
工事中の現場を、直接見れる機会です。
「住宅展示場じゃダメなの?」と思うかもしれませんが、
住宅展示場は見栄えを良くするために、
通常よりグレードが上げられていたり、
家具や小物、植物などで雰囲気が変えられているため、
建物本来の良さを確認するのには適していません。
住宅展示場は、見学に来た人が、
“思わずほしくなってしまうような装飾”が
家中の至る所でされています。
モデルハウスに憧れて家を購入し、
後悔をしている人が、今までにどれほどいたでしょうか….
現場見学会に行くと、
これから実際にお客さんが住む建築途中の家を見れます。
ごまかしようがない建物の本来の良さが確認できます。
構造見学会
注文住宅の見学会には、
構造見学会と完成見学会の二種類があります。
構造見学会では、普段見ることのできない
基礎や土台、構造材、耐震金物、継手などを詳しく見ることができ、
家の安全性の確認ができます。
家は完成してしまうと、
ほとんどが隠れて見えなくなってしまいます。
その隠れてしまう部分こそ、
家族の命を守る大切な役割をしています。
直接、自分の目で確認しておくことをおすすめします。
上の写真は、とある構造見学会の写真です。真ん中の『間柱』が途中で斜めに倒れています。窓台下の間柱ですので、耐震性能に直接の影響はありませんが、こういった不注意の積み重ねが欠陥住宅につながります。
完成見学会
完成見学会ではその名の通り、
引き渡し直前の家を見ることが出来ます。
気になるのはやはりこちらですよね。
完成見学会で確認しておきたいのは、
自分の持っているイメージと合致してるかどうか。
カタログの写真を見るのと、
実物の家に入るのでは印象がまるで違います。
一生住む家ですから、この印象は大事にしたいところです。
家の細かな傷や、大工の仕事の質なども
見ておきたいポイントです。
見学会には、必ず会社の人間が近くにいますので、
気になったこと、知りたいことなどは、
どんどん聞くようにしましょう!
何を聞けば良いのか分からない場合は、
各部屋の間取りを決定するまでの経緯などを
聞いておくと参考になります。
引き渡し済みの家も参考にする
住宅会社によっては、
既に引き渡し済の家を見せてもらえることもあります。
引き渡し済の家を見学する利点は、
お施主さんから実際に住んでみた感想を聞けることです。
お施主さんから直接話を聞ける機会は貴重です。
工事中の対応やトラブルの有無、
もっとこうした方が良かったという箇所、
こだわりをもったポイント、
この会社を選んでどうだったのか。などを、
こっそり聞いてみておきましょう^^
また、養生がはがされて家具や家電が設置され、
照明がつき、床にはカーペットが敷かれていたりと、
人が生活を始めた家は、
引き渡し前とは、受ける印象もまた違ったものになります。
住宅展示場の全てを否定する訳ではありませんし、
参考にする分には全く問題ありません。
ただ、契約前の最終的な判断材料として、
“実物”は是非見ておくことをおすすめします。