ローコストで住宅を建てる手法とは
工務店や施工会社だけではなく、
ローコスト住宅にするには、
住宅部分をどうするかでも
コストは変わってきます。
そのポイントを見ていきましょう。
ローコスト住宅にするのであれば、総二階の住宅が最も建築コストが安い
ローコスト住宅で良い家を安く作る時、
一番ポイントになるのは
実は施工会社ではなくて、
基本的な部分。
つまりどんな形の住宅にするか
ということです。
住宅の形状で言えば総二階、
つまり1階と2階が
全く同じ形の家が最も安くなります。
施工会社をハウスメーカーにしても、
工務店にしても、
設計事務所にしても、
地域のビルダーにしても、
総二階が一番安く建てられます。
それはなぜかと言うと、
以下の5つの理由が挙げられます。
- 屋根や断熱材など部材の量を抑えられる
- 屋根や外壁、など接続部分の仕上げ材料の料を少なくできる
- 外壁がシンプルなので、足場が組みやすい
- 柱や梁などの構造材が最小限で済ませられる
- 施工時間自体を短縮できる
総ニ階の家は最も安定していて
構造に無駄がない。
これがあるから安いのです。
逆に1階より2階が大きな家は
安定感に欠けますし、
2階の部分がかけている家の場合、
安定感はありますが、
部材に無駄が多くなります。
1階が2階より大きな家も頑丈ですが、
角の数が増えるので、
工程に無駄が多くなります。
耐震性が高いのも総ニ階の家です。
1階が駐車場になっているマンションも
最近は多いですし、
車庫付き戸建ての
ペンシルハウス型住宅もありますが、
これらは安定感に欠けます。
安全かつローコストという意味で、
総ニ階住宅は大変おすすめできます。
ローコスト住宅で用いられる工法
ローコスト住宅で代表的なのは、
他の記事でも名前を挙げている
タマホーム・アエラホーム・アキュラホーム
などです。
それらのハウスメーカーが採用しているのは
基本的には木造の在来軸組工法です。
それはやはり
- 在来軸組工法の経験が豊富な熟練の大工を集めやすい
- ツーバイフォーよりも数が多いので一般的な日本人に好まれる
- 壁を少なくできるので、日本の気候や風土にも合っている
といった特徴があります。
それぞれ代表的な住宅の工法を挙げると、
以下のような特徴を持っています。
在来軸組工法
日本古来の工法であるのが
在来軸組工法 です。
柱と梁を組み合わせて骨組みを築き、
そこに筋交いと言われる
補強材を入れます。
このような組み方で
建物を構成していきます。
建物の内部や外部に木肌を
美しく露出させることができ、
柱や梁の構造を
天井などから見ることができます。
また柱や梁中心に建てられるので
壁が少なく、
風通しの良い大きな部屋を
作り出すことも可能です。
大きな窓が設置可能であり、
外部と内部が一体化することで
広がりに一役買ってくれます。
基本的には賃貸物件であまり用いられることはなく、
一般の注文住宅などに
よく使われる工法となっています。
ツーバイフォー工法
海外由来の木造物件の工法が
ツーバイフォー工法です。
これは厚さ2インチ×幅4センチの木材で
まずは枠を築き上げ、
その中に構造用の板や
石膏ボードなどパネル化したものを
組み上げて建物を建てます。
在来軸組工法とは対照的に
木肌を露出することがなく、
柱や梁の様子が見えることはありません。
壁によって構造の強度が確保されているため
風通しが悪く、間取りの変更に対応しにくい
というデメリットがあります。
また大きな窓を設けるのが難しく、
比較的小さな窓しか設置できません。
一方で大工の技量に依存せず、
組み上げがシステム化されるため、
同じような部屋を何戸も作る集合住宅には
適している方法といえます。
鉄骨住宅の工法
鉄骨住宅での注文住宅も存在します。
重量鉄骨の注文住宅や
ローコスト住宅の建築は難しいですが、
軽量鉄骨のローコスト住宅を建てることは
不可能ではありません。
重量鉄骨は柱やはりのサイズが
10センチ角以上になるので、
様々な寸法が異なってくるのですが、
軽量鉄骨は10センチ角なので、
木造と変わりません。
柱や梁の数はそれなりに必要になってきますが、
内部に露出することもないので、
住宅用途には適しています。
軽量鉄骨住宅の特徴は
- 軽いので工事に大掛かりな重機を必要としない
- 軽いので、基礎も簡素化しても問題ない
- 柱や梁が内部に露出しないので、仕上げが楽
- 鉄骨自体は重量=金額なので、軽ければ当然安くなる
鉄骨住宅の工法は以下の2つになっています。
軽量鉄骨プレース構造住宅
プレハブ化された
量産住宅に用いられる工法です。
企画量産化されており、
工程もコストも安めなのがポイント。
柱やはりは木造物件と
同様の構造になっており、
全体としては柱を鉄骨に置き換えただけ
という印象です。
構造体としての強固さも大差ありません。
ただ内部に柱や梁が露出しないので、
その点をメリットと考えるか、
見て楽しむことができないデメリットと感じるのかは
好みの差と言えます。
重量鉄骨ラーメン構造
高層の建物に適しており、
重量物の積載も可能な工法です。
非常に粘り強い建物を作ることができ、
耐震性も高い特徴があります。
しかし大きな建物向きの構造なので、
内部に柱などが露出しやすく、
住空間には向きません。
設置には大きなクレーンが必要なので、
敷地が狭く、前面の道路にスペースがないと
そもそも建築が困難です。
基礎も重厚なものが必要になり、
坪単価でいえば木造よりも
10~20万円は高くなってしまいます。
壁式構造
壁と床だけで構成された
鉄骨構造の住宅です。
型枠に出たり入ったりがないので、
設置が楽であり、
柱や梁などの出っ張りも比較的少ないです。
全体的に軽量で材料も少ないので、
基礎代も建材代もローコストになります。
また混構造と行って、
木造と鉄筋を組み合わせたような家もあります。
その場合すべての階を鉄筋の家にするよりは、
かなりコストを抑えられます。
鉄筋コンクリートは壁式構造のほうが、
ラーメン構造よりもコストを抑えられます。
コストを抑えるには単純な四角形の家にする
ローコスト住宅を作るとき、
真上から見た平面上の形で
最も低コストに抑えられるのは
正方形や長方形などの単純な四角形です。
L字型や凸凹型など、
出たり入ったりの形状が多い住宅は
コストが掛かります。
理由としては
- コーナーが増えるので、必要な材料も増えてしまう
- 職人の作業が増えて人件費がかかる
- 入隅部が風雨の影響を受けやすくなり、老朽化が進みやすい
などの要因が考えられます。
過去の大震災でも、
四角形よりも欠けがある形状の家が
多く倒壊したという事実があります。
階数で言えば平屋が
最もコストが掛かりません。
2階以上の家は足場の設置が必要ですし、
不安定な場所での施工は時間がかかります。
また階段を作ったり、配管も増えるので、
1階よりも2階建物の作業時間は
かなり長くなるでしょう。
ただ現実的に平屋建てで
十分な家の面積を確保するのも難しいので、
無理に3階建てにせず、
2階建ての家で必要な面積を
確保できるようにしましょう。
ローコスト住宅の建築で、部材を省略するポイント
生活に支障をきたさない、
天井の廻り縁や幅木まで省略すれば、
構造は単純化できて、
職人さんを使う工程を省けます。
また一軒の家の構造剤を
天井、床、壁など全て木造にすると、
仕入先が材木屋だけになり、
職人も大工だけになるので
これまた単純化できます。
そこで
ビニールクロスやタイルなどを言えると、
クロス職人やタイル職人を使うことになり、
人件費も仕入先も増えるのです。
もちろん
デザインは妥協しなくても良いので、
一概にいろいろな職人や
素材を使うことが悪いというわけではないです。
ただ安く仕上げたいということであれば、
仕入先の数を減らす、
職人の種類を減らすことが
コスト減になることは覚えておきましょう。
ローコスト住宅の屋根の形
注文住宅でローコスト住宅を建てる時の
屋根の形ですが、
これもローコストで造りやすく、
機能的にも十分な形が決まっています。
最もローコストなのが片流れ住宅です。
理由は
- 屋根の折れ曲がりがなく工事がシンプル
- 屋根の折れ曲がりがないので漏水もしにくい
- 単純な作りなので作業時間も工程も短い
- 軒樋を片方だけに造ればいいので、部材が必要ない
という点が挙げられます。
しかし雪の多いエリアなどでは防災性を考えると、
片流れ屋根では不安が残ることもあります。
あくまで基本的な考え方であり、
気候風土によって変わってくることも
覚えておきましょう。
ローコスト住宅を建てるときの間取りとは
ローコスト住宅の間取りは
小分けにしないようにします。
日本の気候風土にも合いません。
仕切るのは納戸やタンスのある部屋、
水回り程度に留めます。
壁が少ない家は開放感もあり、
広々とした気分で過ごせます。
また将来的なリフォームも行いやすいですし、
シックハウス症候群のリスクも避けられます。
家をいきなり完成品として建てるのではなく、
子供部屋が必要になった時には
壁や仕切りを入れて個室を作る。
そういった考え方で建てていきましょう。
ローコスト住宅のための水回り
ローコストで家を建てたい時は
水回りも一ヶ所に集中させましょう。
注文住宅の見積もりは
必ず積算方式で積み上げていくという
原価積上方式です。
工程が必要なほど
どんどんコストが積み上がってくので、
一ヶ所に集中させれば
それだけコストを下げられます。
また2階の水が
1階に浸水するリスクもさけられます。
もちろん水回りが集中していれば
家事の動線も狭い範囲で済むので、
機能的であることもいうまでもありません。
ローコスト住宅の収納
収納が少ない家は
家の中がごちゃごちゃしてしまい
広く作っても台無しになってしまいます。
家の中をスッキリさせておくためには、
それぞれの部屋を狭くしてでも
十分な収納スペースを確保しましょう。
例えば
LDK20帖、
寝室が8畳、
子供部屋6畳、
客室8畳
という間取りの家の計画を立てたとします。
それぞれの部屋には
押し入れを設置しています。
しかし使い勝手を考えるのであれば、
それぞれの部屋を1割ほど狭くして、
その代わりに6畳の納戸や
4畳半の食品庫を作りましょう。
そうすることで
一見それぞれの部屋が狭くなってしまいますが、
実際の住みやすさは何度や
食料庫があればかなり快適です。
ローコストにするための手法としても、
それぞれの部屋に
押入れや収納スペースを作ると、
それだけで大工の手間や材料まで
時間がかかってしまいますし、
建付けの家具も必要です。
それよりも納戸や食料庫といった
収納のために割り切った部屋を作るほうが、
コストを抑えてかつ収納力をアップできます。
作り付けの家具も不要になりますし、
押し入れを廃することで壁の数も減らせます。
もちろん収納力も十分に確保できるので
一石二鳥と言えます。
大工の体験談
大田区の洗足のお客様でしたが、
「とにかく安い家にしてくれ」
との要望を受けました。
そのお客様は家で
反物を仕入れている人だったんですね。
絹とか反物、洋服の生地などを扱うので、
作業場として
1階に30畳ぐらいの
広い部屋が必要だったんですね。
あとはとにかく安い家にしてくれれば任せる。
ただ、家は広いほうが良いので
必ず50坪以上にしてくれと、
こういうご希望でした。
その時に私が考えたのが、
先ほど伝えた間取り・収納・建物の形です。
結果としてどうなったかで言えば、
四角い家で間取りとか
収納・水回りもまとめたことで
家の坪単価としてはすごく安くなりました。
そのおかげでお客様にも喜ばれましたね。
「よくこんなに安く作ってくれたじゃないか」
って事で。
つまり、きちんとノウハウを知って知恵を出せば、
家をローコストにする事は可能なんです。
そのお客様はお酒を飲むのが大好きで、
毎晩飲みに連れて行って頂いて、
クラブに連れて行って頂いたこともありました。
その結果そちらで
お金が相当に掛かったんじゃないか、
結局安く付いていないんじゃないか
とも思いましたけどね
ローコスト住宅の設備
エアコンなどの設備費を抑えるポイントです。
エアコンを安く買うには
エアコンを購入する場合は新製品ではなく、
前年度の売れ残り品や
型落ち品などを購入しましょう。
機能的には大きく変化はないのに、
価格で言えば2~3割安く購入できます。
また家の設備として
予めエアコン用のスペースを用意しておけば、
配管が露出せず部屋の中がスッキリ見えます。
ただし備え付けのエアコンにするためには、
工事の請負業者との相談が必要になるので
予め対策をしておきましょう。
後から取り付けることも可能ですが、
工事などが必要です。
コストを抑えるのであれば
最初から専用の穴や
配線を設けておく方が良いです。
照明を安く買うには
照明は逆に壁や
天井の埋め込みタイプにしてしまうと
交換が難しいですし、
コストがアップしてしまうので
直付けタイプにしましょう。
スポットライトを採用すると
自由に取り付けが出来るので
間接照明なども楽しむことができます。
最もコストを抑えるのであれば
シーリングライトが適当です。
ペンダントライトは
天井から吊り下げるタイプなので、
圧迫感はありますが、
物を直によく移すことができるので、
食卓に向いています。
コストは
シーリングライトとあまり変わりません。
壁に取り付けるブラケットライトは
明るさが小さいので、
スポット的に廊下や
トイレなどで使用しましょう。
蛍光灯よりも白熱灯を利用した方が、
色合いも楽しめて
小型でおしゃれな雰囲気も演出できます。
天井に埋め込むダウンライトは、
天井の中に設置しなければいけないので
どうしてもコストがかかってしまいます。
その部分デザイン性に優れており
配線も見えませんので、
住宅というよりも店舗などで
よく使用する傾向にあります。
コストを考える上では
あまり使わない方がいいですが、
設置場所を絞って使えば、
家の中をおしゃれな雰囲気にできます。
洗面所や浴室といった水回りの部分を安く済ませるには
ローコスト住宅を意識するのであれば
洗面所、キッチン、浴室など設備の購入費用も
できるだけ抑えるようにしましょう。
絶対に無駄に凝るよりも
機能面を重視した方が良いです。
流し台に関して、
形状がL型タイプよりも
I型タイプの方が安いので
シンプルな形状のものに選んでいきます。
購入の際に、
こういった設備は
メーカーと工務店の関係によって
かなり割引額も違ってくるので、
定価だけではなく実際の仕入れ価格を見て、
できるだけ割引交渉ができるようにしましょう。
最近では型落ち品を専門に扱う業者などもいるので、
そういった会社から仕入れれば
コストを抑えることができます。
キッチンでは
レンジフードがかさばる設備の代表格ですが、
浅型を選べばキッチンで目立たず
価格も安いので、ローコストに抑えられます。
結局水回りやキッチンの設備などは
20年ほど使えば劣化や故障が起こるので、
いずれ交換せざるを得ません。
家を建てたときから
大変に凝った質の良いものを揃えるよりも、
収入が上がり生活に余裕が出てきた時点で、
高級なものを購入するといった考えでも
全く問題はありません。
ローコスト住宅の土台
家の土台に関しては、
ローコスト住宅と言えども、
決しておろそかにしてはいけないポイントです。
良い家をより安く建てたいと思っても、
土台が悪ければ
地震などで倒壊してしまうこともあります。
特に土台で問題が起こりやすいのは
シロアリです。
外国産の木材では米松に
防腐剤を染み込ませたものがありますが、
健康のために薬品処理をした木材を
土台として使うことはやめましょう。
理想としては松や杉の芯材、
特に樹木の中心部分を生産した素材を
薬品なし処理なしで仕入れて
使いたいものです。
土台を安全に作るには、
土をコンクリートで
絶縁して床下に炭を敷きます。
そうすると土と水分が入り込まないので、
シロアリも生きることができなくなり
入り込むことがありません。
ローコスト住宅の木材
国産木材
国産木材を検討しましょう。
特に杉や松などで
全く薬品処理していない木材を使うことが、
最も安全安心な住宅を実現できます。
強度も高く抗菌性もあり、
湿度を調整する効果などがあるため、
大健康的な材料となっています。
産地から直接買い付けができる業者を選べば
価格を抑えられます。
集成材
最近ローコスト住宅に
使われる素材として
増えているのが集成材です。
これは小さな木材を貼り合わせて
一つの大きな木材としています。
コストが安いのですが、
強度に不安があります。
また接着剤も作業しているので
シックハウス症候群を起こしかねません。
集積材や積層材はあまり使いたくないものです。
輸入木材
海外から輸入した木材です。
防腐剤や防カビ剤などの薬品を
木材に注入しているので、
健康面への害が起こることもあります。
一部だけの使用に留めるのであればともかく、
柱や梁など家の構造材で
特に中心となる部分への使用は避けたいものです。
しかし輸入木材しか使わないような
ハウスメーカーもいるので、
木材はどこから仕入れているのかを
必ず確認するようにしましょう。
ローコスト住宅の壁
ローコスト住宅として
デザイン性とコストを両立させるのであれば、
ビニールクロス貼りのものが一番です。
汚れを防止しやすい上に汚れても
拭き取りが簡単です。
ただし安全性で見れば、
ビニールクロス貼りよりも
紙製のクロスの方が
接着剤などを使っていないので安心です。
施工に関しては大きな差はないので、
安全面で選ぶかデザイン性で選んで良いでしょう。
ローコスト住宅の外壁
ローコスト住宅の外壁としては、
ガルバリウム鋼板もしくは
セメント系のサイディングがよく使われています。
ガルバリウム鋼板は勾配屋根に使われることが多く、
機能性や耐久性が高いので
世界各国で人気の素材です。
コスト面も
普及によって下がりつつありますので、
ローコスト住宅にも適しています。
サイディングに関しては
アルミ仕上げにすれば
断熱効果を上げることができますが、
価格もアップしてしまいます。
珪藻土も人気の素材であり、
こちらは調湿効果だけではなく
有害物質も吸収してくれる
大変使い勝手の良い優れた素材です。
しかし高価なためコスト面では
どうしても高くなってしまうので、
ポイントを絞って使うと良いでしょう。
その他のローコスト住宅の素材
部屋の内部の壁に
木の素材を生かした練り付け
合板を使う方もいます。
ただしコスト面では
通常の木材よりも
高くなってしまうこともあります。
プリント合板は価格面では安いですが
耐久性と健康面の両方に問題があります。
合板に塗料を塗って
デザイン性を出すという手もありますが、
塗料を使うのであればできれば
植物系の顔料
つまり自然由来の素材を
使うようにしましょう。
ペンキなどは
シックハウス症候群を引き起こすことがあります。
大工の体験談
登戸のお客様で
賃貸併用住宅を建てた人がいたんですけが、
アパートが付いているので、
できるだけ
建築コストを抑えたい
という要望をいただきました。
建物は3階建てで、
2LDKの部屋が10棟ぐらい入っている、
建物の総面積が
百何十坪にもなるものでした。
お客様の要望はローコストにしたい、
でも外壁だけデザイン性を重視して
タイル張りにしたいって
二丁掛タイルを希望されました。
しかしそのお客様に
タイルのサイディングにすれば、
少し価格が高くなるが、
メンテナンス性は良くなります。
二丁掛タイルの場合現場施工だと
10年後にタイルが落ちたり、
ヒビ割れるたりする事が起こりえるのです。
しかしサイディングのタイル張リ仕上げならば、
施工強度も良いという提案をしたら、
価格は高くなっても喜ばれました。
ローコストの注文住宅は、
こういった施工側が
アイディアを出せるかでも違ってきます。
またメンテナンスのことを、
特に賃貸物件であればよく考えるべきです。
こういった提案ができるハウスメーカーや
施工会社を選びましょう。
ローコスト住宅の防犯性
ローコスト住宅でも防犯面には
やはり気を配らなくてはいけません。
ローコスト住宅でもできる
無理のない防犯対策は
以下のようなものが考えられます。
- 塀や壁を低く作り、外から敷地内がよく見渡せるようにする
- 植木なども過剰に生い茂るものをさけ、周囲からの見通しを確保する
- 建物の周囲に砂利を敷いて、歩くと音が鳴るようにする
- 2階への足がかりになるようエアコンの室外機などを外壁沿いに置かない
- 人感センサー付きの照明器具や警報器具をセットする
- 玄関も周囲から見て渡せるような場所に設ける
- ピッキング防止用のドアをつける
防犯性を高めるには監視の目があること、
そして侵入者に対し、
周囲からよく見えることを意識させることが重要です。
そういった部分に関しては
コストよりも当事者である家の持ち主の
意識自体が重要です。
また最近ではスマートスピーカーや
アプリなどを使えば、
大きなコストをかけずに
IT技術での防犯対策も可能です。
こういった最新のテクノロジーも
導入していきましょう。
理想の家づくりを実現するために【PR】
快適な生活を手に入れるためには注文住宅を建てることが理想的ですがデメリットも多く、成功するには注意が必要です。
失敗しやすい注文住宅を成功に導く最も重要なカギは
設計に充分な時間をかけることです。
特に間取りは非常に重要であり、家族の要望に合わせた部屋の配置が大切になってきます。
大工である私がたくさんのお客様から家づくりに悩んでなかなか進展しない時に見つけたのが「タウンライフ家づくり」でした。
「タウンライフ家づくり」では、複数のハウスメーカーがあなただけの「オリジナルの家づくり計画」を提案してくれます。
実際に利用してみて、私が感じたメリットは以下の5つです。
POINT
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「強引な勧誘がないか」と心配していましたが、電話での勧誘は一度もありませんでした(メールでの勧誘はありました)
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タウンライフ家づくりの評判と口コミを徹底的に調べてみた
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