静岡(浜松)の注文住宅おすすめのハウスメーカー・工務店や相場まで
コロナ禍で外出ができなくなった時に生活環境や価値観が変わり、リモートワークや移住に抵抗が無くなった方も多いのではないでしょうか。ここ数年は住宅価格の値上げが急速に進んだため、念願の注文住宅を叶える立地として首都圏は断念し、地方を意識し始める方も増えています。
候補地として、東京から新幹線に乗って1時間で行ける静岡県はいかがでしょうか?自然が豊かで地価が安い分、生活の質を上げることが期待できるほか、移住して就業した場合に支援金を受けられる制度もあります。
こちらの記事では、静岡で注文住宅を建てることを希望する方向けに、その相場とポイントやおすすめのハウスメーカーをご紹介します。
総合的な注文住宅の相場を知りたい方はこちらから
静岡県の注文住宅での相場
注文住宅を建てる時、最も大切なのは資金計画です。住宅は金額が大きく一生に一度の買い物と言われるだけに、失敗はしたくないものです。まずは静岡の注文住宅の相場感を養うために、土地あり・土地なしの場合でそれぞれどのくらいの資金が必要なのか把握しましょう。
【土地あり】注文住宅の場合
初めに、静岡の【土地あり】注文住宅の相場から見ていきましょう。参考にしたのは、住宅金融支援機構のフラット35利用者調査2022年度の結果です。【土地あり】の定義は建設費をフラット35で借り入れ、同時に土地取得費はフラット35で借り入れていない契約が対象です。(ただし、土地取得費をフラット35以外で借り入れている契約は含みます。)静岡・東京・全国平均の数値を比較してみました。
【土地あり】注文住宅の相場
費用項目 | 地域 | 住宅面積 | 建設費※ | 敷地面積 |
---|---|---|---|---|
注文住宅 | 静岡 | 121.5㎡ (約36.8坪) |
3,641.1万円 | 270.7㎡ |
東京 | 121.2㎡ (約36.7坪) |
4,352.0万円 | 144.5㎡ | |
全国 | 122.8㎡ (約37.2坪) |
3,715.2万円 | 321.7㎡ |
※建設費とは、“主体工事費、主体工事に付随する電気、給排水、ガス設備、太陽熱温水器の各工事費、設計費、工事監理費、除却工事費、屋外附帯工事費、その他必要な費用の合計額(予定)”です。
【土地あり】注文住宅の場合、住宅面積は静岡・東京・全国でほぼ変わらず、静岡の建設費は3,600万円程度で全国平均よりやや安くなっています。同じような住宅面積で建てているにもかかわらず、静岡の建設費は東京より700万円以上安く、敷地面積は東京の2倍近くもあります。
同じような住宅面積で建てていながら静岡より東京の建設費が高いのは、狭小地や変形地に難しい設計をしたり、3階建てや鉄骨にしたりして、単位面積当たりの建設費が上乗せされていることが推測されます。
静岡のように土地の広さに比較的余裕がある地域では、建材の搬入路や仮置き場に困ることは少なく、輸送も大型のトラックで効率的に行えるため、構造・工法以外の点で建築コストが無駄に高くなることは滅多にありません。
【土地なし】注文住宅の場合
次に、静岡の【土地なし】注文住宅の相場を見ていきます。【土地なし】とは、建設費と土地取得費の両方をフラット35で借り入れている契約になります。【土地なし】では建設費に加えて土地取得費が必要になるので、そのことが調査結果にどのような影響を与えているかに注目してみましょう。
【土地なし】注文住宅の相場
費用項目 | 地域 | 住宅面積 | 建設費 | 敷地面積 | 土地取得費 |
---|---|---|---|---|---|
注文住宅 + 土地 |
静岡 | 115.8㎡ (約35.1坪) |
3,324.6万円 | 255.1㎡ | 1,181.8万円 |
東京 | 101.3㎡ (約30.7坪) |
2,960.0万円 | 120.4㎡ | 3,662.9万円 | |
全国 | 111.5㎡ (約33.8坪) |
3,194.6万円 | 237.0㎡ | 1,499.5万円 |
静岡では土地取得費が1,181.8万円かかり、【土地なし】と比較すると住宅面積は5.7㎡小さくなり、建設費も300万円以上減っています。このあたりは、土地の購入費用が必要なために、建設費を圧縮せざるを得なかったことが見て取れます。
土地と建物に合計で約4,500万円がかかったため、【土地あり】と比較して865万円も出費が増えたことになります。土地を新規に購入しなければならないということは、経済的に大きなハンディキャップを背負うことを意味します。
【土地なし】で静岡と東京を比較すると、建設費は静岡の方が360万円程度高く、その分住宅面積は15㎡程広く、敷地面積は東京の2倍以上です。それにもかかわらず土地取得費は半分以下となっています。全国平均と比較しても静岡の敷地面積はやや広く、土地取得費は300万円以上安いという結果になっています。
居住地を東京にしなければならない特別な理由がなければ、注文住宅は静岡の方が格段に有利な条件で建てることができそうです。
静岡(浜松)の注文住宅を検討されている方に有名ハウスメーカー各社の特徴やポイントを比較できる資料を送ります。さらに住宅補助金に関する専門的なアドバイスを提供いたします。補助金の種類や条件、申請手続きなどについて、わかりやすく解説いたします。
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【土地あり】・【土地なし】注文住宅の住宅ローン返済比較
静岡で注文住宅を建てる時の相場は、建設費が3,000万円台、土地取得費が1,000万円少々というざっくりとした金額はつかめたと思います。ただしもう一歩踏み込んで、月々の住宅ローン返済がどのくらいになるかを見てみると、より現実味があると思いますので、返済予定額と総返済負担率(返済額/年÷年収×100で算出した%)なども表にまとめてみました。
総返済負担率は20%~25%が安全圏で、30%以上は危険域と言われています。【土地あり】ではどの地域も22%弱で比較的余裕が感じられますが、【土地なし】ではいずれの地域でも25%を超えており、負担が重くなっていることが分かります。
【土地あり】注文住宅
費用項目 | 地域 | 返済予定額/月 | 総返済負担率 | 手持金 |
---|---|---|---|---|
注文住宅 | 静岡 | 99,900円 | 21.9% | 590.4万円 |
東京 | 114,200円 | 21.8% | 1,037.4万円 | |
全国 | 102,500円 | 21.9% | 641.2万円 |
【土地なし】注文住宅
費用項目 | 地域 | 返済予定額/月 | 総返済負担率 | 手持金 |
---|---|---|---|---|
注文住宅 + 土地 |
静岡 | 128,100円 | 25.8% | 382.1万円 |
東京 | 174,900円 | 27.0% | 978.4万円 | |
全国 | 131,700円 | 25.6% | 449.6万円 |
>静岡(浜松)の注文住宅ハウスメーカーおすすめ【5選】
こちらの章では、静岡県(特に浜松市)でおすすめのハウスメーカー5選をご紹介します。全国展開のハウスメーカーから3社、地域工務店から2社を厳選しました。なお、最後には番外編として内装材メーカーも1社ご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
アキュラホーム
【特徴】
●元大工が創業
アキュラホームは、木造で住宅業界トップレベルの設計自由度と大空間を可能にし、「職人品質」にこだわるハウスメーカーです。同業者を牽引するような先駆的存在で、その高い技術を利用し、純木造8階建ての新社屋を現在建設中です(2024年中竣工予定)。
●大開口・大空間の技術
アキュラホームでは、オプションの「8トン壁」を採用すると壁倍率が15倍になり、鉄骨造並みの大開口・大空間が可能になります。壁倍率1.0とは、地震などの水平荷重に対し、壁長1m当り200kgfまで耐えられる強度のことです。8トン壁により、大きな連続窓を使用した間口約6mの大開口や、コーナーサッシ、天井高約5.6mの大空間の吹き抜け、30畳の無柱空間を造ることができます。
●自由度の高い間取り
アキュラホームでは、木造でも鉄骨造並みにあらゆる間取りが作成可能です。具体例を以下に挙げてみます。
・スキップフロア
・半地下
・ダウンリビング
・小屋裏収納
・オーバーハング
・ビルトインガレージ
●1mm単位の間取り
尺モジュールやメーターモジュールを基本として、最小で1mm単位の間取り調整が可能です。尺モジュールとは、日本で従来から使用されて来た寸法の規格である尺貫法をベースにした設計の規格です。
尺モジュールの1グリッド(区画):910mm×910mm
・1分:3.03mm
・1寸:30.3mm
・1尺:303mm
・半間=3尺(約910mm)
・1間=6尺(約1,820mm)
半間=3尺は正確には90.9mmですが、明治時代に日本にメートル法が導入されたことにより、切りの悪い90.9という数字を慣例上910に置き換えて使用するようになりました。そのため、3×6(通称「サブロク」、3尺×6尺=1畳)の合板は910mm×1,820mmで市場に出回っています。
それに対し、メーターモジュールの1グリッドは1㎡で、尺モジュールよりも若干広くなります。
メーターモジュールの1グリッド:1m×1m
具体例としてトイレの場合、通常尺モジュールでは約910mm×1,820mm(1畳)、メーターモジュールでは約1m×2m(2㎡)で設計することになります。ただし、モジュールは柱の芯から芯までの寸法なので、壁の厚みなどもあり実際の面積はこれらよりも若干狭くなります。
●スケルトン・インフィルが可能
スケルトン・インフィルとは、スケルトン(構造躯体)とインフィル(間取り・内装・設備)を分けて設計・建築する手法で、アキュラホームはこれを標準としています。スケルトン・インフィルで建てると、必要に応じてインフィルを全面的に交換することができるので、可変性に富み、将来の間取り変更が柔軟にできる住宅にすることができます。
●オリジナル設備
業界初のウイルスバキュームクリーナー(セントラルクリーナー)を開発。これは壁に掃除機のホースを直接取り付け、埋め込み型の掃除機が吸い込んだゴミを1か所に集める仕組みです。掃除機の排気は屋外へ排出されるほか、室内の花粉やハウスダストを排気が巻き上げることもありません。帰宅後すぐに、玄関で衣服に付着したウイルスや花粉を吸い取ることも可能です。
●メンテナンスと保証制度
屋根・外壁・外壁目地(シーリング)のメンテナンスが、全て30年後に一括で行えます。そのため、高い費用のかかる足場の設置が1回で済み、メンテナンスをコスパ良く進められます。
点検は20年目まで無償。10年目以降は指摘箇所を有償修理すれば、35年目まで保証が延長できます。
【坪単価】
55万円~80万円
【評判】
・コスパが良い。
・木造とは思えない設計自由度の高さ。
・断熱性は高い方とは言えない。
・管理・監督体制に不十分なところがある。
トヨタホーム
【特徴】
●トヨタグループの強みを生かした住宅
トヨタホームは、トヨタ自動車のグループ企業として住宅事業を担っています。自動車生産で長年培ってきた溶接・防蝕などの鉄加工技術を住宅に応用し、工場で全体の約80%を生産することで、安定した品質と高い精度を維持しています。
主な商品ラインナップには、
鉄骨ラーメン構造のユニット工法で生産する「シンセシリーズ」と、鉄骨の軸組工法による「エスパシオシリーズ」があります。
●ユニット工法のメリット・デメリット
工場で鉄骨を溶接し、箱型のユニットにして現場で組み立てるユニット工法には、メリットとデメリットがあります。
〇ユニット工法のメリット
・品質が安定している
工場で大部分を生産してから現場で組み立てるため、加工精度が高く、作業員の熟練度による品質のムラが出にくいです。
・部材が雨ざらしにならない
現場に輸送したユニットは、通常1日以内に組み立てて雨仕舞まで完了させます。そのため、現場で部材が雨ざらしになる心配がありません。
・工期が短い
木造の在来軸組工法では、基礎工事から引き渡しまで半年かそれ以上の工期がかかることが多いです。それに対し、トヨタホームのユニット工法の工期は、約半分の2~3か月。工期が短いと、近隣住民への迷惑が少なく、つなぎ融資の金利支払いや仮住まいの費用も少なくて済みます。
〇ユニット工法のデメリット
・建てられない土地がある
工場で生産したユニットを設置するには、建築現場まで大型トラックで輸送し、現場でクレーン車を使って吊り上げる必要があります。そのため、接道幅が狭いとユニットを積んだトラックやクレーン車が入れず、家が建てられないことがあります。
・間取りに制限がある
ユニット工法は、予め何種類か揃えられた寸法のユニットから間取りを作成することになります。そのため、間取りの細かいサイズ調整ができないほか、階段や浴室がユニットをまたぐような間取りも作成できません。
・木造より割高
基本的に鉄骨造は木造よりも材料コストが割高になり、鉄骨の方が木材よりも耐久性が高いため、固定資産税も高くなる傾向にあります。
●電気自動車と好相性の「エネトリオ」
トヨタホームには、住宅と自動車をつないで相乗効果を高める「エネトリオ」と呼ばれるシステムがあります。エネトリオは「クルマde給電」、「V2Hスタンド」、「充電設備」の3つから成り立っています。
・クルマde給電
自動車と家をつなぎ、停電時に自動車を電源として使用できるシステムです。ガソリン満タンのプリウスの場合、最大1,500Wの電力を、居室の一部に約5日間供給することができます。急な停電や災害時に、自動車が頼もしいバックアップ電源に早変わり。
・V2Hスタンド
V2Hとは、「Vehicle to Home(自動車から住宅へ)」のことで、V2Hスタンドを経由すれば自動車を蓄電池として使うことができます。安い深夜電力や、昼間の太陽光発電で余剰電力がある時は自動車を充電。反対に、電力消費が増える時間帯には自動車から給電することで、電気を効率よく使えます。
・充電設備
電気自動車の充電は、壁掛型充電器からコネクタかコンセントを差し込むだけ。防水・防塵性能が高く、耐候性にも優れています。充電設備をインナーガレージに設置すれば、充電時に雨に濡れることもありません。
●メーターモジュールを採用
トヨタホームは、設計時の寸法単位としてメーターモジュールを採用しています。メーターモジュールのメリットは、階段・廊下・トイレなど、小さく仕切られたスペースが尺モジュールよりも広くなるという点です。
●海外からでも新築・リフォームが進められる
トヨタホームには、海外からでも新築やリフォームの話を進めることができるサービスがあります。帰国時に次の住まいが整っていると、次のようなメリットがあります。
・引越・仮住まい費用を節約できる。
・海外で使用していた家具に間取りを合わせられる。
・子供の転校リスクを減らせる。
海外赴任などから帰国する際に新築やリフォームの計画があっても、家が住める状態になっていなければ仮住まいや2回の引越が必要になり、場合によっては子供の転校リスクも発生します。
土地の下見や本契約など、重要な決め事は一時帰国時に行い、それ以外の工程はメール・電話・オンライン打ち合わせなどを利用して進めます。手続きはトヨタホームが責任を持って代行し、現場の進捗は写真付きで報告するため、安心して任せられます。
●保証体制
「アトリスプラン」という保証制度に加入すると、初期保証は業界最長の40年。それ以降は、有償点検を受ければ60年目まで保証の延長が可能です。
【坪単価】
70万円~100万円
【評判】
・デザイン性の高さが気に入った。
・全館空調「スマート・エアーズ」が、とにかく快適。
・トヨタの関連企業だと、割引や特典があってお得。
・カスタマーセンターの対応がなっていない。
積水ハウス
【特徴】
●オリジナリティの追求
積水ハウスは、建築棟数実績や技術力から見て、日本でトップレベルのハウスメーカーと言えます。注文住宅では、その高い提案力・設計力で顧客ごとに唯一無二のデザインをします。それを言語化したのが「邸別自由設計」。邸別のオーダーに対応するため、工場では邸別の仕様に応じた部材を受注生産しています。多品種少量生産で顧客のオーダーにきめ細やかに対応することで、類を見ない統一感や収まりの良さを実現しています。
●内と外のつながりを意識したデザイン
窓が小さく内と外を明確に分ける西洋建築と比べて、日本の建築は開口を大きく取り、内と外の境界を曖昧にすることに価値を置いてきました。その伝統的な建築様式を現代の技術で再現したのが、「クリアビューデザイン」です。
その特徴は、幅の狭い窓枠とハイサッシで外の景色を存分に取り入れ、室内の床と屋外デッキのレベル、天井と軒天のレベルをそれぞれ合わせることで、空間の連続性や視線の抜けを意識していることです。この時、床材とデッキ材・天井材と軒天材の色や方向まで合わせることで、継ぎ目のない平面と広がりのある空間を創出します。これは、他社ではなかなか真似ができない設計手法です。
●選べる構造
積水ハウスの構造には木造と鉄骨造があり、鉄骨造は軽量鉄骨と重量鉄骨から選ぶことができます。木造・鉄骨造ともに積水ハウスの高い技術レベルを発揮していますが、木造の工法において特異性がより強いため、ここでは木造に焦点を当ててご紹介します。
・木造商品「シャーウッド」
シャーウッドでは木造軸組工法を基本とし、モノコック構造とラーメン構造の長所も取り入れた構造を採用しています。これは木造軸組工法で唯一型式適合認定を取得した、積水ハウスオリジナルのハイブリッド技術です。
型式適合認定とは、同じ型式で量産される住宅の構造や設備などについて、建築基準法に適合していることを指定性能評価機関が予め認定する制度です。ハウスメーカーが型式適合認定を取得すると、個別の建物について建築確認の審査を簡略化できるというメリットがあります。
・「MJ(メタルジョイント)接合システム」
木造軸組工法では、柱と梁などの部材を加工し、ホゾとホゾ穴や仕口(しぐち)と呼ばれる加工部分を使用して接合します。しかしながら、従来からの工法では断面欠損が大きく、接合部の強度が下がるという弱点が存在しました。
これに対し、MJ(メタルジョイント)接合システムでは部材の断面欠損が極限まで抑えられており、金物の使用で引き抜きに対する抵抗力を高めることにも成功しました。
・「基礎ダイレクトジョイント」
通常の木造ではコンクリート基礎の上に水平な土台を敷き、その上に柱を立てるのに対し、基礎ダイレクトジョイントでは基礎と柱を直接つなぎます。この工法は、基礎と柱を直接つないだ方が、地震で生じた建物の揺れをスムーズに地面に受け流すことができることに基づいています。
では、なぜ通常の木造ではわざわざ土台を敷くのでしょうか?それは、基礎の仕上がりが少々粗くても、土台を敷くことで水平を出すことができ、それと同時に土台があった方が柱を立てやすいためです。基礎はコンクリート、柱は木材なので、異素材同士を直接接合することは、技術的に難易度が高いのです。
積水ハウスではジョイント金物を使用することで、土台なしで柱と基礎をつなぐ方式を採用しています。
木造と鉄骨造のいずれを選ぶかは、立地条件や住宅の規模・予算に応じて決めるとよいでしょう。
【基礎ダイレクトジョイント】
●メーターモジュールを採用
メーターモジュールを採用するのはハウスメーカーの中ではかなり少数派ですが、積水ハウスは日本人の体格が大きくなりつつあることに着目し、創業後間もなくメーターモジュールの採用を始めました。メーターモジュールでは、区切られた空間が尺モジュールよりも広くなるので、住人に以下のような特徴や習慣がある場合、メーターモジュールがおすすめです。
・体格が大きい。
・車椅子を使用している。
・日常的に大きな物の出し入れをする。
【坪単価】
100万円〜150万円
積水ハウスの坪単価は、ハウスメーカーの中でもトップレベルと言える高さです。予算には十分な余裕を持って商談に臨みましょう。
【評判】
・外観・内装ともお洒落で高級感にあふれている。
・提案力・設計力が高く、希望を何でも叶えてくれた。
・建てて終わりではなく、アフターサービスも非常にしっかりしている。
・どこを取っても優秀だが、価格はとにかく高い。
静岡(浜松)の注文住宅を検討されている方に有名ハウスメーカー各社の特徴やポイントを比較できる資料を送ります。さらに住宅補助金に関する専門的なアドバイスを提供いたします。補助金の種類や条件、申請手続きなどについて、わかりやすく解説いたします。
- 【作成無料】簡易的な間取りを作成してほしい
- 【一括依頼】相場から大手ハウスメーカーを簡単に比較したい
- 【アドバイス無料】費用を抑えるために住宅補助金に関する専門的なアドバイスが欲しい
遠鉄ホーム
【特徴】
●浜松で愛される遠州鉄道
遠鉄ホームは、遠州鉄道を擁する遠鉄グループが経営するビルダーです。ビルダーとは、規模がハウスメーカーと工務店の中間的な存在で、年間数10棟~数100棟程度の建設能力を持つ住宅会社のことです。地域工務店よりも営業エリアが広く、ラインナップに規格住宅があるという特徴もあります。
遠鉄グループは運輸・不動産・ホテル・遊園地など、地域に根差して多角的な事業を展開しています。その中で遠鉄ホームは、浜松市・磐田市・袋井市・掛川市・湖西市など、遠州地方で2021年度地域ビルダーNo.1に選ばれました。年間200棟、創業以来累計5,000棟以上の豊富な施工実績を持っています。
●「eストロング工法」が実現する耐震性
遠鉄ホームの強みのひとつは、その高い耐震性にあります。注文住宅の「ブライト」・「ブライト-S」シリーズでは、「eストロング工法」を標準で採用しています。eストロング工法は、面材・断熱材・間柱・枠材を一体化させた「コーチパネル」と、柱や梁の接合部に金物工法を使用したものです。
コーチパネルは強固なモノコック構造を形成し、金物工法は従来の木造軸組工法と比較して、約1.5倍の強度を実現。繰り返しの大地震にも強さを発揮します。
●入念な構造計算
遠鉄ホームは全棟が長期優良住宅の認定を受け、標準仕様で耐震等級3に認定されています。その確かな品質と耐震性を下支えしているのが、「許容応力度計算」です。建物の強度計算にはいくつか方法がありますが、その中で最も厳しい許容応力度計算を全棟で実施しています。
ここで、建物の構造安全性を確認する3つの計算方法を簡単にご説明します。
○許容応力度計算(構造計算)
許容応力度計算は、一般的には構造計算とも呼ばれます。ただし、許容応力度計算や、後出の性能表示計算・仕様規定の3つをまとめて「構造計算」と表現することも多く、この点はやや混乱を招きます。
許容応力度計算では建物にどのような荷重や応力がかかるかを調べ、柱や梁1本1本に至るまで、建物の材料がそれらに持ち堪えられるかどうかを緻密に計算します。3つの計算方法の中で最も細かく、木造3階建てでは必須となる計算方法です。
・性能表示計算
性能表示計算は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品格法)」に規定されている方法を使用して計算します。長期優良住宅の認定には耐震等級2以上が求められ、性能表示計算はこの認定に必須となる作業です。
・仕様規定
仕様規定は全ての木造住宅に必須となる計算ですが、最低限必要な簡易計算のみであるため、安全性の確認には物足りないと言わざるを得ません。
また、建物にかかる荷重には主に2種類あります。
○水平荷重(主に水平方向の荷重)
・風圧力
・地震力
○鉛直荷重(主に垂直方向の荷重)
・固定荷重:建物自体の重さ
・積載荷重:人や家具など、建物に載るものの重さ
・積雪荷重:積雪による重さ
・特殊荷重:グランドピアノ、金庫、水槽などの重量物の重さ
上記は荷重を方向で分類した呼び方ですが、時間軸から見た分類として、水平荷重を短期荷重、鉛直荷重を長期荷重と呼ぶこともあります。これは、水平荷重が比較的一時的な荷重であるのに対し、鉛直荷重が長期間に渡るものであるためです。
許容応力度計算では、これらの荷重についても綿密に調べて計算します。
●ZEH水準の断熱性
遠鉄ホームの住宅は、標準仕様で断熱等級5を取得できるだけの断熱性があり、ZEH水準を満足しています。現在、断熱等級は最低1~最高7までありますが、断熱等級5は2022年に新設されたばかりです。それまでは、1999年に当時の最高ランクである断熱等級4が設定されてから、23年間に渡って何の見直しもなかったのです。
そのため、日本の住宅は先進諸外国と比較して断熱性が非常に低く、部屋が寒い住宅と言わざるを得ません。2025年には断熱等級4が最低基準となり、それより断熱性の低い住宅は新築できなくなります。2030年には断熱等級5を義務化する動きもありますので、これから新築する場合は最低でも断熱等級5を取得しましょう。
「ブライトプレミアム」仕様なら、さらに上のランクのHEAT20 G2(断熱等級6と同等)を標準でクリアできます。遠鉄ホームは国のZEHビルダーにも認証されていますので、安心して家づくりを任せられます。
●保証制度
初期保証は10年。10年目以降は、有償メンテナンスを行うことで5年ずつ、30年目まで保証の延長が可能です。
【坪単価】
50万円〜80万円
【評判】
・遠鉄グループというブランドに対する安心感が強い。
・親戚が遠鉄ホームで建てたのを見て、新築を決めた。
・良い土地を探してくれる。
・住み始めてから施工の粗さに気付いた。
朝日住宅
【特徴】
●高性能で受賞多数
朝日住宅は静岡県西部の磐田市にある工務店で、1978年の設立以来4,800棟以上の実績を持っています。地域に根差し、いたずらに営業エリアの拡大や棟数増加に邁進するのではなく、「損得よりも善悪」という会社の価値観に基づき、顧客満足度を上げることに注力してきました。住宅性能が高く評価され、ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーを2017年以降6回受賞しています。
●気密性へのこだわり
朝日住宅は全棟で2回の気密測定を実施しています。いまだに気密測定を全く実施しないハウスメーカーも多い中、実施したとしても通常は引き渡し前に1回のみですが、朝日住宅は構造完成時と引渡し前の2回に実施するという徹底ぶりです。
引き渡し前の気密測定で落ち度が見つかった場合、隙間の位置を特定するのは至難の業で、隙間を塞ぐには折角仕上げた内装材を剥がさなければなりません。しかし1回目の気密測定で落ち度が見つかった場合は、まだ比較的容易に手直しができるのです。
そのため、まずは構造完成時(気密施工後)に1回目の気密測定を行い、再確認の意味で2回目の気密施工も行うのです。
朝日住宅の気密性を表すC値は、2021年度の全棟平均で0.47と、高い気密性を示しています。気密性や断熱性が高ければ、エアコン1台で全館空調が可能です。
●高い技術が必要な付加断熱
朝日住宅は断熱材の施工方法に「付加断熱工法」を採用しており、内側の断熱材には高性能グラスウール、外側にはフェノールフォームを使用しています。付加断熱とは「内外両断熱」や「ダブル断熱」とも呼ばれ、内断熱と外断熱の併用工法です。ここで、断熱材の施工方法について簡単にご説明します。
壁に入れる断熱材の施工方法には、主に内断熱・外断熱と、これらを併用した付加断熱の3種類があります。
断熱工法 | 内容 |
---|---|
内断熱(充填断熱) | 柱と柱の間に断熱材を充填する工法 |
メリット | ・コストが安い。 ・スペースを取らない。 |
デメリット | ・丁寧に施工しないと隙間が生じ、壁内結露の原因となる。 ・柱のある部分には断熱材がない。 |
断熱工法 | 内容 |
---|---|
外断熱(外張り断熱) | 柱と外壁の間にある空間に断熱材を入れる工法 |
メリット | 柱の外側で建物全体を覆うため、内断熱よりも性能が高い。 |
デメリット | ・主流の工法ではなく、コストが高い。 ・壁が厚くなるため、スペースに制約が生じる。 |
断熱工法 | 内容 |
---|---|
付加断熱 (内外両断熱、ダブル断熱) |
内断熱と外断熱の併用工法 |
メリット | 内断熱と外断熱を併用することで、高い断熱性能が得られる。 |
デメリット | ・コストが高い。 ・形状が複雑な住宅には向かない。 ・施工が難しい。 |
付加断熱は併用工法であるため、内断熱・外断熱両方のメリットを併せ持ち、高い断熱性能を出しやすいというメリットがあります。その反面、施工が難しく高い技術力が必要とされるため、経験のある施工会社に任せる必要があります。
朝日住宅が付加断熱を標準で採用していることは、その技術力の高さを裏付けているとも言えます。
●全棟で最高ランクの耐震性
朝日住宅は、地震が来ても安心して住める家を建てるにはどうすればよいかを考え、行き着いたのが全棟標準で「耐震等級3」+「制震構造」にすることでした。耐震等級3は耐震性の最高ランクで、建築基準法で最低限必要とされる耐震等級1の1.5倍の強度を持っています。
構造は予算に応じて2×4(ツーバイフォー)工法、2×6(ツーバイシックス)工法、木造軸組工法の3つから選択可能。木造軸組工法では通し柱に4寸(約120mm)角材、その他の部分に3寸5分(約105mm)角材を使用するのが一般的ですが、朝日住宅では全ての構造材に4寸角材を使用しています。
耐震構造を実現するために全棟で採用しているのは、油圧式ダンパーの制震装置です。この油圧式制震ダンパーを外周の接合部に設置することで、地震による住宅の変形を大幅に軽減します。
●保証制度
初期保証は20年と、一般的な10年の2倍の長さです。20年目以降は指定の有償メンテナンスを10年ごとに行うことで、最長60年まで保証の延長が可能です。
このほか、「おもいやり5年保証」で住まいのトラブルに対応。電球切れからメーカー保証対象外の住宅設備まで、5年間は無償で保証します。
【坪単価】
60万円~80万円
【評判】
・性能が高く信頼できる。
・収納や家事動線など、細部に渡りオーダーを反映してくれた。
・初期保証が20年で、他社よりも長い。
番外編:内装材のマルホン
浜松と言えば、内装材を広く手掛けるマルホンの本社がある街です。マルホンは、目に見えない構造材ではなく、人が直接見たり触れたりする内装材に特化し、デザイン性や実用性の高い製品の開発・製造・販売を行っています。
主力製品はフローリングですが、以下のように豊富な製品群の内装材を取り扱っています。世界30か国より約50の材種を自社調達しており、他に類を見ない選択肢の多さがマルホンの強みです。
・フローリング(無垢材・挽板・床暖房対応)
・パネリング(羽目板)
・カウンター・テーブル
・階段・手すり・框(かまち)・モールディング・格子・一枚板
無垢材の製品については、13種類の中から表面加工を選ぶことも可能です。このような表面加工が施してあると、凹凸が織りなす微妙な陰影が空間にリズムをもたらすほか、フローリングなら踏み心地や足触りが抜群に良くなり、滑り止めの役割も果たしてくれます。
マルホンは、自社製品に最適な仕上げを施して木材の価値を最大限まで高めるため、オリジナルブランド「Arbor(アーバー)」シリーズを開発しました。Arborシリーズには木材に浸透させるオイルやワックスといった自然塗料の他、クリーナーやメンテナンスキットも取り揃えています。
このように、マルホンの製品は良材を自社調達するところから始まり、仕上げ方法やメンテナンスまで考え抜かれており、他社には真似できない高付加価値を持っています。静岡県や浜松市で注文住宅を建てるなら、ぜひマルホンの製品を採用してみてはいかがでしょうか?(ハウスメーカーや工務店によっては、マルホン製品の採用ができないこともあります。)
マルホン製品を実際に体感するには、ショールームへの訪問がおすすめです。ショールームは浜松本社以外に東京・大阪・福岡にもあります。木の質感だけでなく、裸足になってフローリングの足触りや踏み心地をぜひ試してみましょう。
マルホンの特筆すべき取り組みとして、持続可能な木材資源の利用を目指し、環境保護の管理がされた森林からの調達にこだわっている点があります。ここ数年よく耳にするようになった「SDGs」が叫ばれる遥か前の2006年に、認証された森林から生産された木材の加工・流通過程であることを証明する、COC認証を取得。その後はマルホン独自のトレーサビリティも確立し、持続的な木材の利用に尽力しています。
製品の品質・付加価値の高さや、企業としての環境保全に対する取り組みに突出したものがあるマルホンは、2022年9月に積水ハウスがその全株を取得し、グループ会社として傘下に収めました。このような付加価値の高い存在に積水ハウスが着目したのも、納得がいく話ではないでしょうか。
静岡(浜松)で注文住宅を建てる場合の注意点
静岡の注文住宅相場や主なハウスメーカーが分かったところで、実際に注文住宅を建てる時の注意点をお伝えします。注意点は土地柄的なポイントと一般的なポイントに分けていますので、建ててから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないようにチェックしてみてください。
土地柄的なポイント【3点】
まずは土地柄的なポイントを3点お伝えします。静岡(浜松)で注文住宅を建てる時に気を付けるべき特有のポイントですので、他府県から静岡への移住を検討されている方は、特に要チェックです。
静岡県の地価
2024年の公示地価において、静岡県の平均地価は88,824円/㎡で、ランキングは全国14位です。全国平均255,783円/㎡の約3分の1で、県全体で地価は僅かに下落傾向にあります。
静岡県の政令指定都市は静岡市と浜松市の2市ですが、最も地価が高い静岡市でも約16万円/㎡で、浜松市では8万円台/㎡と静岡市のほぼ半額です。政令指定都市でありながら、かなり手の届きやすい地価と言えます。
ちなみに、静岡県の西隣の愛知県では、最も地価の高い名古屋市が53万円台/㎡、東隣の神奈川では川崎市が43万円台/㎡です。これらの地価と比較しても、静岡県の地価はかなり魅力的であることが分かります。
静岡県全体で地価が下落傾向にある直接的な原因のひとつは、需要の低迷です。そして需要低迷の原因をさらに掘り下げると、県外への人口流出による人口減少に行き当たります。静岡県では若者、特に若い女性の県外流出が続いています。
これは静岡県に限ったことではありませんが、大学進学・就職・結婚を機に県外に転出し、Uターン就職しようにも受け入れ企業や満足のいく給与が得られる仕事がないため、Uターンできないという現実があります。静岡県は2023年までの4年連続で、移住希望先として1位を獲得していますが、転入を遥かに上回る転出のため、人口減少を食い止められていません。
【静岡県の市町村地価ランキング(抜粋)】
順位 | 市町村 | 平均地価 | 平均坪単価 |
---|---|---|---|
1位 | 静岡市 | 159,091円/㎡ | 525,922円/坪 |
2位 | 長泉町 | 126,857円/㎡ | 419,362円/坪 |
3位 | 三島市 | 123,823円/㎡ | 409,334円/坪 |
7位 | 浜松市 | 88,166円/㎡ | 291,458円/坪 |
22位 | 伊豆市 | 47,966円/㎡ | 158,567円/坪 |
南海トラフ地震
ここ10数年で記憶に残る日本国内の大地震としては、以下の3つがあります。
・2011年3月11日 東日本大震災
・2016年4月14日 熊本地震
・2024年1月1日 能登半島地震
これ以外にも日本各地で毎年のように震度5以上の大地震が観測されていますが、南海トラフ地震は近い将来高い確率で発生すると予測されており、国によれば30年以内に発生する確率が70%~80%とされています。「トラフ(Trough)」とは海底に存在する溝状の地形のことで、海溝よりは浅くて幅の広いものを指します。
【日本付近のプレートの様子】
“南海トラフ地震は、概ね100~150年間隔で繰り返し発生しており、前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから70年以上が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきています。”
南海トラフ地震について特に注目すべきなのはその被害予測で、静岡県の予想死者数は10万9,000人で全国最多、建物の全壊は31万9,000棟で全国3位と、非常に重大な予測がされています。
【南海トラフ巨大地震の震度分布予測】
大地震に対してできる対策については、次項の「一般的なポイント」の中でご紹介します。
注文住宅・地震に強い家~ハウスメーカーランキング10選をご紹介!
地域で異なる県民性
静岡県内には、地域ごとに異なる県民性があることが県内ではよく知られています。他府県民からすれば、どのような県民性なのか気になるところですので、簡単にご紹介しましょう。
静岡県は7,777 km²という、大変縁起の良い数字で広大な面積を持ち、東西に長いという地理的な特徴があります。明治時代まで、東から伊豆・駿河・遠江(とおとうみ)という3つの旧国に分かれていたため、いまだにその影響は根強く残っており、東部・中部・西部で県民性も異なります。
県全体としては穏やかで協調性が高く、のんびりとマイペースな人が多いことが特徴です。静岡県は比較的温暖で食べ物に恵まれており、東海道の宿場町が多数あることから旧来より人々の往来が激しく、社交的で人付き合いが上手な人柄を育んできました。この後は地域ごとの県民性をご紹介します。
・東部(伊豆)
静岡県東部は伊豆半島や富士山など観光地が多い土地柄ということもあってか、社交的でおっとりして堅実な県民性ですが、自己主張はやや強い傾向にあります。東京との関係が強いため、お出掛けは中部の静岡市よりも東京へ行くことが多いようです。
・中部(駿河)
中部はのんびりでマイペース、懐は広いが優柔不断な県民性が際立っています。特に男性が優柔不断と言われており、女性の方がリーダーシップを持っています。やや保守的で変化を好まない土地柄であることから、過去には大型店舗やコンビニの出店に対し地元の小売業者からの反発が強く、かなり時間がかかったという経緯があります。
・西部(遠江)
西部の静岡県民は行動力・決断力があり、情熱的で負けず嫌いなところがあります。ホンダ・スズキ・ヤマハ・ローランド・河合楽器製作所・浜松ホトニクスといった製造業で成功している大企業は、このような風土で育まれたと考えらえています。トヨタグループの創始者である豊田佐吉もこの地域(現在の湖西市)の出身です。
愛知県と地理的・文化的に近いためその影響が大きく、逆に西部の浜松市と中部の静岡市は対抗意識が強いと言われています。
一般的なポイント【3点】
静岡(浜松)で注文住宅を建てる時の一般的なポイントを3点ご紹介します。一般的なポイントですので、静岡以外にも当てはめることができます。
耐震性を確保する
南海トラフ地震が近い将来発生すると分かっている今、特にその影響をまともに受ける静岡では、耐震性の確保は最優先事項と言えます。静岡でこれから注文住宅を建てるなら、現状の最高ランクである「耐震等級3」が獲得できるように設計してもらいましょう。
その理由は、南海トラフ地震が発生した場合、静岡の大半の地域で震度6以上になることが予想されているためです。また、大地震は1回だけでは済まないことが多いのです。繰り返しの大地震が来た後も、住みながら生活を続けていくためには、耐震性は高くするに越したことはありません。
以下は耐震等級1~3の説明ですが、耐震等級1は建築基準法で定められた最低の等級で、耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の耐震性があります。
【耐震等級区分】
耐震等級1 | ・建築基準法が定める最低限の耐震基準を満足する。 ・震度6強~7程度で倒壊・崩壊しない。 ・震度5程度で損傷しない。 |
耐震等級2 | ・耐震等級1の1.25倍の耐震性がある。 ・「長期優良住宅」の認定条件となる。 |
耐震等級3 | ・耐震等級1の1.5倍の耐震性がある。 ・住宅性能表示制度が定める耐震性の最高ランク。 |
地震後に避難が必要になった時のために、玄関のシューズクロークなどに防災用品一式を常備しておき、日頃からすぐ持ち出せるようにしておきましょう。
沿岸部や大河川付近の低地は避ける徴
巨大地震により津波が発生した場合、沿岸部で最も大きな被害が出ることは明白なため、沿岸部での居住は避けるのが得策です。2011年の東日本大震災では、遡上高(陸地の斜面を遡った津波の高さ)が30m超の地点が、岩手県沿岸部で12kmにも渡ったことが判明しました。中には、国内観測史上最大となる遡上高40.5mが観測された地点もあった程です。
以下の図は南海トラフ地震による津波高の予想ですが、静岡県の沿岸部ではほとんどの地域で5m~20mの津波が予想されており、伊豆半島の先端部に至っては20m以上となっています。
【南海トラフの巨大地震による津波高予想】
※「駿河湾~愛知県東部沖」と「三重県南部沖~徳島県沖」に「大すべり域+超大すべり域」を2箇所設定した場合
加えて、大河川付近の低地も避けることが無難です。静岡県には、西から天竜川・大井川・安倍川・富士川・狩野川の5つの主要な河川があります。県の面積は64%が居住に適さない森林から成り、残り少ない平地に人口のほとんどが集中しています。
そのため、大河川は最終的には平野部を通って海に注ぐことになり、人口密集地と大河川が隣り合わせになっているのです。一旦洪水が発生すれば、人口の多い平野部は短時間で広範囲に渡って浸水する可能性が高いです。土地選びは、ハザードマップなども参考にしながら慎重に進めましょう。
工期の長期化に備える
働き方改革により、2024年4月1日から建設業界でも時間外労働の上限規制が適用される運びとなりました。原則的に、時間外労働は月45時間、年360時間までとなり、遵守しないと罰則として6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が課せられます。
建設業界は現在、長時間労働・人手不足・高齢化という切迫した問題を抱えており、今後は購入者に対して今までよりも長い工期が提示されることは、ほぼ確実と言っても過言ではありません。
工期が長期化することは、住宅の購入者にとっては以下のようなデメリットが増えることになります。
・待ち時間が長くなる。
注文住宅は一からプランを考えるため、着工するまでだけでも何か月もかかることが通例です。工事が始まったら早く完成して欲しいのが購入者としての正直な気持ちですが、残業が規制されるようになると、工事が思うように進まないことも頻発する可能性があります。
・不具合発生のリスクが高くなる。
残業規制によって工期が伸びるということは、職人不足のために建築工事が進められず、工事が途中で中断して職人待ちの状態になるリスクを抱えています。その間工事中の物件は建材が雨で濡れたり台風が来たりして、予想外のトラブルに巻き込まれる可能性が高まります。
・仮住まいの費用が増える。
注文住宅を建てる場合、購入者によっては古い家屋を取り壊した上で仮住まいをしながら新築の完成を待つケースもあるでしょう。そのような場合、工期が長くなると仮住まいの費用も増えることになります。
・値上げを提示される恐れがある。
ここ数年、住宅価格は値上げ基調にあります。そのため、契約後であっても建材の急激な値上がりなどが発生した場合は、追加費用の負担を依頼される可能性があります。契約書には、不可抗力や不測の事態による金額の変更や工期の延長に言及していることがほとんどです。現状では、工期が長くなればなるほど、このような値上げのリスクにさらされることになります。
・つなぎ融資の利息支払いが増える
つなぎ融資とは、住宅ローンの融資が住宅の引き渡し時に実行されるため、それまでに土地購入・着工金・中間金など注文住宅で必要となる費用を支払うために、一時的に利用する融資のことです。豊富な資金力があれば全て現金で払うことも可能ですが、つなぎ融資を利用して、住宅ローンの融資開始時に利息も含めて一括返済するのが一般的です。
つなぎ融資の金利は住宅ローンより高めに設定されているため、工期が伸びると思いのほか金額が大きくなることもあります。
このように、工期の長期化は購入者にとって百害あって一利なしです。資金計画は、少し余裕を持って建てることをおすすめします。
静岡県の人気居住エリア【3選】と地価相場
こちらの章では、静岡県内で人気のある居住エリアを3つご紹介します。人気居住エリアは交通の便も比較的良いですが、基本的に静岡県では自動車の所有が生活の前提となります。県内に新築・転入を計画する場合は、駐車場もプランに加えておきましょう。
浜松市中央区
2024年1月1日より、浜松市の中区・東区・西区・南区と、北区の一部は中央区に再編・統合されました。中央区は雄大な浜名湖の東側にあり、漁業と農業が盛んな地域です。日照時間の長さは日本で5本の指に入るほどのトップレベルで、温暖な気候に恵まれ住みやすい地域です。
浜松市中央区には、浜松市動物園・浜名湖ガーデンパーク・浜名湖パルパル・浜松城・舘山寺温泉・弁天島温泉など、観光地やレジャー施設が多数あり、ファミリー層や子育て世帯に人気が高いエリアです。適度な大きさの街と、海・山・川・湖に囲まれた自然豊かな環境があり、都会と自然が融合した街と言えます。
居住地では、浜名湖と天竜川の間にある佐鳴湖を臨む佐鳴台と大平台の人気が高いほか、区の北部には新興住宅地があり、子育て世帯に人気があります。
以下2つの住宅関連の補助金制度があるので、これから家づくりを考えている方は要注目です。
・ハマライフ住宅取得費等補助金
市外からの移住者に対して、新築購入・リフォーム・住宅の賃借・引越に対し、上限100万円の補助をする制度です。年度ごとに申請の受付があり、予算上限に到達次第打ち切りとなるので、早目の申請がおすすめです。
・天竜材の家百年住居る助成事業費補助金
認証された天竜材を一定量使用して家づくりをすると、最大で50万円の補助が受け取れます。
〇地価相場
浜松市中央区平均地価:98,814円/㎡
静岡市葵区
静岡市葵区は南北が約80km、東西が約20kmの縦長で、県庁や市街地のある南端から、北端は南アルプスの間ノ岳の頂上まで、落差の大きい地形が特徴です。市の南部には安部川が流れ、南部からは海も近いため、海・山・川の自然を身近に楽しむことができ、富士山も日常的に見える環境です。
僅かな市街地以外はほとんどが起伏の多い山林で、南アルプス国立公園内にあります。市街地には、徳川家康と縁の深い駿府城公園をはじめとして大小の公園が点在し、自転車で静岡駅周辺の繁華街を回れば、日常の買い物はほとんどできる便利さです。
東海道の大動脈上にあるため交通の便が良く、東海道新幹線・JR東海道本線・東名高速道路が通っています。東京・名古屋までは新幹線で約1時間。静岡駅には、新幹線のひかりとこだまは停車しますが、のぞみが停車しないことは少々デメリットです。
静岡市は県内では浜松市に次いで人口が多く、両市とも政令指定都市であるため、便利な都会の恩恵を十分に受けることができます。それにもかかわらず東京や名古屋ほどのせわしさや緊張感はないので、ゆったりと時間を過ごすことができます。しかも、どこに行っても店員さんが優しいと評判です。
〇地価相場
静岡市葵区平均地価:231,080円/㎡
駿東郡長泉町
駿東(すんとう)郡長泉町は、富士山と伊豆半島の中間にある面積の小さな自治体です。コンパクトな町の中に都会と田舎が絶妙なバランスで融合しており、住民の幸福度が高く、住みやすい町ランキングでは上位の常連です。海に面した沼津市に近いので、安くて新鮮な海産物が容易に手に入ります。
町内には子供が多く、雰囲気が明るく活気があると評判です。出生率は県内No.1の1.82で、全国平均1.43を大きく上回っています。これは長泉町の子育て支援が手厚く、子育てしやすい町であることが強く影響しています。その理由は、規模が小さい自治体の割に企業からの税収が多いためで、県内でトップレベルの高い財政力指数を誇ることと大きく関係しています。
交通の便に関しては東海道新幹線の三島駅に程近く、東京へのアクセスが非常に良いです。東京へは新幹線のこだまを利用しても1時間足らずで行けるので、通勤も十分に可能な距離と言えます。
〇地価相場
駿東郡長泉町平均地価:126,857円/㎡
静岡(浜松)の注文住宅でローコストのハウスメーカー【3選】
浜松市に本社を置くローコスト住宅メーカーを3社ご紹介します。ローコスト住宅は品質が劣っている訳ではなく、莫大な費用の掛かるテレビCMなどの広告を控え、仕入れコストを削減して低価格を実現しています。
グッドリビング
【特徴】
グッドリビングは、静岡・愛知・岐阜でローコストの注文住宅・規格住宅を展開している工務店です。女性の一級建築士が在籍しており、子育て中の女性目線の設計も得意としています。
商品ラインナップの中で特に目を引くのが、ワンプライスの注文住宅「TATTA!」です。こちらでは、基本的にTATTA!についてご紹介していきます。
●コミコミ価格
TATTA!は高性能仕様の本体に、標準設備・付帯工事費・諸経費まで全て含まれ、基本的に追加費用なしのコミコミ価格のプランです。以下は価格の例ですが、35坪の注文住宅でもほぼ2,000万円と、非常に魅力的な価格を実現しています。
【TATTA!のコミコミ価格】
プラン | 間取り | 価格(税別) |
---|---|---|
25坪 | 2階建て 4LDK | 1,675万円 |
30坪 | 2階建て 4LDK | 1,825万円 |
35坪 | 2階建て 4LDK | 2,025万円 |
●完全自由設計の間取り
予め準備されたプランから選ぶ規格住宅とは違い、完全自由設計は一からプランを考える必要があります。間取りのイメージが難しいという方には、1,000通りのサンプル図面を準備し、「家事ラク導線の家」・「収納充実の家」・「狭小間口の家」といった特徴ある間取りを提案してくれます。
●耐震性と断熱性
TATTA!は6面体のモノコック構造と制振システム「MIRAIE」を採用し、高い耐震性を備えています。断熱性の高い樹脂サッシを使用しているため、2020年の省エネ基準に適合した断熱性も獲得。ただし、耐震等級や長期優良住宅については、ホームページに記載がないようです。
●ローコスト
15,000棟以上の施工実績により、建材・設備の大量仕入れが可能です。また、下請けをなくした自社一貫施工で、中間マージンを排除しています。これらにより、ローコストで建築ができる体制を整えました。
●60年保証
10年目までは無償点検。それ以降は有償点検をすることで、60年目まで保証の延長が可能です。
【坪単価】
40万円~50万円
【評判】
・厳しい予算でも親身になって相談に乗ってくれた。
・難しいローン審査を通し、希望の家を叶えてくれた。
・内装仕上げに雑な部分があった。
子育て安心住宅
【特徴】
子育て安心住宅は、「家は子育ての時にこそ必要」と考え、「お値打ちでいい家」を提供することに尽力しています。コスト削減のため、住宅展示場やテレビCMといった広告はせず、グループ会社全体で年間250棟を建築するスケールメリットを生かし、コストダウンを行っています。
●許容応力度計算の使用
静岡県は南海トラフ地震への懸念が大きいことから、木造軸組工法に耐力面材を組み合わせた工法を採用。住宅の構造強度を確認する手段として、最も厳しい許容応力度計算を使用し、耐震等級3を導き出しています。
●高気密・高断熱
2017年よりZEHへの取り組みを始めており、全棟で気密測定とUA値計算を実施しています。トリプルガラス+樹脂フレームや、発泡ウレタンの吹き付け断熱を使用することで、平均でC値0.45/UA値0.46と、非常に優秀な数値を記録しています。
●初期保証20年
多くの工務店が初期保証10年のみの中、子育て安心住宅は初期保証20年を提供し、工務店が倒産しても住宅の完成・引き渡しを保証する住宅完成保証制度への加入も可能です。
【坪単価】
50万円〜70万円
【評判】
・高スペックな住宅をローコストで建てられた。
・営業や、他のスタッフの対応が素晴らしい。
・下請け業者の現場マナーが悪い。
住たくeco工房
【特徴】
住たくeco工房は大工の社長をはじめとして、合計4人で運営する少人数の工務店です。フルオーダー注文住宅から規格住宅やコンテナハウスまで取り扱い、住宅に合わせた家具のフルオーダーも可能です。少人数経営のため、年間に10棟程度のみを受注し、施主とは顔の見える信頼関係を大切にしています。
20代からでも建てられるローコストな家を目指し、無垢材をふんだんに使用した良質な家を低価格で提供しています。
●驚きの安さ
住たくeco工房は、今の家賃と同水準の住宅ローン返済で建てられることをセールスポイントのひとつにしています。例えば、36坪の住宅なら本体価格1,360万円(坪単価37.8万円)、諸費用215万円、総額1,575万円で建てることができます。
安さの秘密は仕入れと経費節減にあります。仕入れについては、天竜産のヒノキやスギを1年分一括購入するため、安く仕入れられるのです。少人数経営でテレビCMもしないため、人件費や広告費は大きく節減することができます。購入者が「安すぎて心配」と漏らすほどですが、品質には自信と誇りを持っています。
●選び抜いた材料と職人の技
住たくeco工房は、構造材に天竜産のヒノキの良材を使用し、在来軸組工法で建てています。職人や下請け業者は、技術的にも人間的にも社長が認めた人しか現場に入ることができません。
住たくeco工房のベタ基礎は、ベースと立ち上がりを1回で打設するため、継ぎ目がなく強度が高いことがメリットです。1回で打設できる施工業者は少なく、これは地味ですが非常に優れたポイントと言えます。
顔馴染みの下請け業者のみを使って施工するため、現場ごとの品質ムラがないことも強みです。
●ペット対応内装材
犬を愛する社長夫妻が、実際にペットを飼育する中で考案した仕様を準備しています。
〇床材
・ペット用床材:耐アンモニア性に優れ、変色に強く清掃性が良い。
・浮造り仕上げ:床材の表面を削り出し、凹凸を活かした仕上げ。滑り止め効果が高い。
・タイル床:ペットの足が滑りにくく、掃除がしやすい。
〇ペットドア
ペットが自由に行き来できる出入り口。
〇エコカラット
臭いを吸着するLIXILの内装用壁材。
●住たくeco工房のデメリット
少人数経営の会社のため、受注状況によっては年単位の待ち時間が発生する可能性があります。
【坪単価】
40万円~
【評判】
・社長が営業や設計もこなすので、質問の答えがすぐに返って来る。
・社長の人柄や家づくりに対する姿勢が信頼できた。
・予算内で希望の間取りを叶えてくれた。
ARRCH(アーチ)
【特徴】
ARRCH(アーチ)は、建築家が提案する高品質住宅を、お手頃な価格で提供することが会社のコンセプトです。直線を活かしたシンプルモダンな外観と、白を基調としたすっきりとした内観が特徴で、住宅街の中でもひときわ目立つおしゃれなデザインです。
●平屋が得意
中庭のある平屋の施工実績が多数あり、特に平屋の提案力は浜松市内の工務店では突出しており、高い評価を得ています。
●性能と品質の追求
性能にも妥協せず、断熱等級6(HEAT20 G2レベル)と耐震等級3を標準仕様としているほか、全棟で気密測定を行い、C値0.6以下を達成しています。
その他法令の規定がない項目にも自社基準を設け、第三者機関による6回の「品質検査」で確認、最終的には「住宅検査報告書」の提出までしてくれます。
●将来のコストを削減
住宅にかかるコストは、購入時の初期費用だけではありません。建てる時の建材や仕様次第で、将来に渡ってかかるランニングコストやメンテナンスコストは大きく異なって来ます。
外壁は、30年間メンテナンスが不要な「オメガ外断熱塗装」の塗り壁を採用。高気密・高断熱仕様で、日々の光熱費も大きく削減します。
●60年長期保証
初期保証20年プラス有償点検・補修による延長保証で、業界最長レベルの60年長期保証を整備。耐久性の高い住宅を、末永く見守る体制を整えています。
【坪単価】
65万円~
【評判】
・建築家のヒアリング能力・コミュニケーション能力が高い。
・建築家にしかできないような高い提案力がある。
・予算内でデザイン注文住宅が建てられた。
S.CONNECT(エスコネクト)
【特徴】
営業が間取りを作成するハウスメーカーが多い中、エスコネクトは建築家とインテリアコーディネーターが丁寧にヒアリングとプランニングをします。建物ではなく、そこに住む家族の暮らし方を細部にまでこだわってデザインする工務店です。外観は軒や外壁の目地が無く、少な目の植栽ですっきりとしたデザインに仕上げています。
●盛りだくさんの品質・性能・技術
エスコネクトの注文住宅には、以下のような仕様が詰め込まれています。安心・安全で快適に暮らすために、どれも欠かせない要素です。
・「フル金物工法」と「耐震パネル工法」の構造
・耐震等級3(許容応力度計算による)
・耐風等級2(許容応力度計算による)
・長期優良住宅
・C値0.5未満(全棟で気密測定)
・UA値0.46(サンプル建築物での計算値)
・第1種換気システム(熱交換率90%)
・無垢材フローリング
●コストダウンの施策
建築家が建てると聞くと、「お高いのでは?」と不安になるかもしれませんが、エスコネクトの注文住宅はそんなことはありません。以下のようなコストダウンの施策を講じることで、おしゃれでも手の届きやすい価格で注文住宅を提供します。
・メーカーとの直接取引、中間業者の排除。
・モジュール(寸法規格)に合わせた無駄のない材料取り。
・住宅展示場には出展せず、街角にリアルサイズのモデルハウス。
●保証制度
特筆すべき点として、引き渡し時に60年先を見据えた長期修繕計画を作成し、提出してくれます。これにより、先々のメンテナンス費用を事前に把握することができます。また、最長で60年の長期サポート体制を提供しており、家を建ててから本当の付き合いが始まると言っても過言ではありません。
【坪単価】
70万円〜80万円
【評判】
・おしゃれな家になり、家具や雑貨の選び方まで変わった。
・スタッフの対応が非常に丁寧で、皆いい人ばかり。
・良いことも悪いことも正直に教えてくれる。
福工房
【特徴】
福工房は、より良い木の家を若者にも手の届く価格で提供することをコンセプトとしており、おしゃれでありながらもどこか昔懐かしさのあるテイストを取り入れた、木造建築を提案しています。
●土間のある住まい
福工房の一番の特徴は、玄関に広い土間を設けることです。そのメリットは、玄関ホールと廊下を取り払うことで、趣味や遊び場にも使える多目的スペースが生まれること。収納も大きく取ることができ、屋外の物置よりは室内に置いておきたい物を置くのに便利です。懐かしい雰囲気が醸し出される土間ですが、上がり框は現代風に低めに設定しています。
●素材としての木へのこだわり
福工房は、低温乾燥したオリジナルのヒノキフローリングを取り入れています。無垢のヒノキは1年を通して足触りが良く、美しい経年変化も楽しめます。低温乾燥とは35℃~50℃程度で、高温乾燥よりも低い温度で時間をかけてじっくり乾燥する方法です。木材の内部組織を破壊しないので、乾燥後の色艶が良く、内部破損や変形を抑制できるというメリットがあります。
収納には防虫効果の高いキリ、天井や壁には木目のはっきりしたスギ、梁には長尺が取りやすく強度に優れたベイマツを使用し、適材適所の材料使いをしています。
●家事動線の良い間取り
毎日繰り返し発生する家事をてきぱきこなすには、動線の良さが欠かせません。福工房では、女性設計士が女性目線の本領を発揮。家事動線の良い間取りを提案します。
●ZEHへの取り組み
2018年に31%だったZEH比率(Nearly ZEHを含む)を、2022年には84%にまで上昇させることに成功しました。2025年の目標に掲げていたZEH比率76%を、2021年に前倒しで達成。
【坪単価】
45万円~80万円
【評判】
・自然素材にあふれ、ナチュラルでおしゃれな仕上がり。
・家族でコミュニケーションの取りやすい、開放的な間取り。
・土間は冬寒いため、間仕切りは設けた方がよい。
結局どのハウスメーカー・工務店が良いのか?
こちらの記事では、静岡(浜松)で注文住宅を建てる時の相場について、あらゆる角度からポイントを解説してきました。たくさんの情報をご紹介したので、頭の整理がつかなくなり、「結局どのハウスメーカーが良いのか分からない」と感じている方も多いかもしれません。
そんなあなたに、道筋を立ててくれるスマートなサービスがあります。それは、注文住宅の一括見積サービス「タウンライフ家づくり」です。ご利用方法はとても簡単。ネットで3分、登録をして希望事項を入力し、お好みのハウスメーカーや工務店を選ぶだけです。
後日、選んだ住宅会社から「間取りプラン」「資金計画書」「土地提案」の3つが送られて来るので、プランや見積をよく比較してみましょう。タウンライフ家づくりをご利用するメリットは、以下の3つに集約できます。
・自宅で一度に複数の住宅会社に資料請求ができる。
・プランや見積の比較検討がじっくりできる。
・しつこい営業がない。
住宅展示場やモデルハウスを1件1件見て回るとなると、ものすごい時間と労力を割かなければなりませんが、タウンライフ家づくりなら資料を効率的に収集できます。しかも、見積を比較することで、同じようなプランでも大きなお金を節約できることもあるのです。
静岡県で注文住宅をと考えているなら、ぜひともタウンライフ家づくりをご利用ください。
まとめ:後悔しない注文住宅は情報収集から
家づくりという人生の大きなイベントには夢がありますが、実は決定的に大きな闇も存在します。その闇とは…
・家づくりは初心者が挑む人生最大の買い物。
・ほとんどの場合1回きりで、ノウハウが蓄積・継承されにくい。
・購入者が自分で情報収集しないと、ハウスメーカーの言いなりに。
家づくりでは決めることが山ほどあり、一旦走り出すと毎日が選択の連続になります。しかも、普通の購入者にとっては聞いたこともないような話ばかりで、少ない情報から選択を迫られる訳です。情報弱者がそのような追い詰められた状況で、理性的な判断ができるでしょうか?
この状況を打破するには、購入者であるあなた自身が情報収集し、理論武装しなければならないということです。さもないと、ハウスメーカーの言いなりで家づくりをすることになります。ハウスメーカーの提案の良し悪しが判断でき、その提案の上を行くような逆提案ができるくらいに情報収集をしておけば、もはや無敵と言えます。
住宅ローンでは、何千万円というお金を数10年かけて払い続けることになります。その返済が喜んでできるように、素敵な家づくりをしましょう。タウンライフ家づくりは、きっとあなたのお役に立つはずです。
理想の家づくりを実現するために【PR】
快適な生活を手に入れるためには注文住宅を建てることが理想的ですがデメリットも多く、成功するには注意が必要です。
失敗しやすい注文住宅を成功に導く最も重要なカギは
設計に充分な時間をかけることです。
特に間取りは非常に重要であり、家族の要望に合わせた部屋の配置が大切になってきます。
大工である私がたくさんのお客様から家づくりに悩んでなかなか進展しない時に見つけたのが「タウンライフ家づくり」でした。
「タウンライフ家づくり」では、複数のハウスメーカーがあなただけの「オリジナルの家づくり計画」を提案してくれます。
実際に利用してみて、私が感じたメリットは以下の5つです。
POINT
- 無料でわずか3分でネットで申し込みができる。
- 大手34社を含む1,080社以上のハウスメーカーから選ぶことができる。
- 注文住宅専用の間取り図や資金計画、土地情報や補助金制度の情報が手に入る。
- 他社の見積もりを見せることで、大幅な値引きが得られる。
- 限定のプレゼントも実施している。
選べる1,080社の中には大手34社のハウスメーカーも含まれているのは大きいです。
実際に、某ハウスメーカーさんから素晴らしい間取りを提供していただきました。
「強引な勧誘がないか」と心配していましたが、電話での勧誘は一度もありませんでした(メールでの勧誘はありました)
申込者全員にもらえる「成功する家づくり7つの法則と7つの間取り」は、家づくりの法則や間取りのモデルプランなど家づくりに関する情報が満載です。これだけでもかなりお得だと感じました。
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他社の見積もりがあったおかげで、300万円以上の値引きに成功した方もいます。
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