着工前に確認すべきこと
請負契約が終わればいよいよ着工です。
請負契約から着工に入るまでどんなに早くても2ヶ月は必要です。
2ヶ月も何故掛かるのかというと、
その間に仕様打ち合わせや詳細打ち合わせ、また確認申請の許認可をします。
長い時には請負契約してから4ヶ月掛かることもあるでしょう。
そこで着工前に以下のようなことを確認しておいてください。
住宅打ち合わせのルール決め
まず定例的な打ち合わせのルールを決めます。
着工中には定期的な打ち合わせが必要です。
以前世田谷区で地下室付きの家を建てたことがあったのですが、
上は木造住宅ということで注文を受けていました。
しかし地下室は鉄筋コンクリート、いわゆるRC構造にしないと造れません。
上は3階建ての大きな木造住宅ですが、
地下室を造る関係で1階はRCのフレーム構造になりました。
そこで進捗管理と細部の確認のため、
定例的に毎週土曜日の午前中は必ず打ち合わせをすると決めたので、
費用面で問題が出ることもなく、
複雑な構造の住宅ながらスムーズに完成できたことがありました。
打ち合わせのルールでは
- 場所
- 出席者
- 協議内容
は予め決めておきましょう。
そして打ち合わせの後には次回の協議の課題や議事録を残します。
できれば複写式で請負業者に作成してもらい、共有しましょう。
■着工中のフローを共有する
つぎは流れ、フローの把握です。
家造りでも流れを知っておくことは重要です。
どんな流れで、どのタイミングでどんな事を決めていくのかを確認しておきましょう。
また完成・引渡しについても同様です。
請負業者はともかく、注文主様は当然ながら注文住宅づくりには不慣れです。
やはり道案内のための図がないと、今何をしているのかわからなくなってしまいます。
■注文主の立ち合い
注文主様が施工中いつどこに立ち会うのかも決めておきましょう。
具体的に言うと、着工後には基礎・配筋・検査などがあります。
そのどこに立ち会いをするかです。
また今は減りましたけど、やはり職人も差し入れされると嬉しいものです。
互いに気持ちよく家を建てるために、
そういった、気持ちで良いので差し入れなどをしてあげると良いでしょう。
着工前に近所へのご挨拶
家を建てる時の流れの第一歩として欠かせないのが、近所の家へのご挨拶です。
特に建て替えと解体工事も入ります。
解体から建築完成までは4ヶ月ぐらい掛かるものです。
着工前に注文主様と請負業者の責任者クラスの人がともに挨拶に赴き、
「この度は我々が責任を持って施工します。騒音などにも配慮します」
と伝えておきましょう。
家を建てる時には工事車両も入って来ますし、埃や騒音で多大な迷惑を掛けるものです。
家を建てる時には謙虚な気持ちになり、近隣の方に誠意を込めて挨拶しましょう。
また心くばりのための気持ち付けも大事です。
着工前に地鎮祭を行う
そして建物の解体後には地鎮祭も行います。
家の地鎮祭とは
地鎮祭とは家を建てる前の土地に神主さんに来てもらい、
土を鎮め、神様を呼んで工事の無事を祈願するという習わしです。
簡素化したとはいえ、若い方でも地鎮祭を行う方は多いですね。
また地鎮祭の時に、できれば
- 工事の方
- 水道業者
- ガス業者
- 電気業者
- 木工業者
- 基礎業者
を集めましょう。
そこで土地を見ながらインフラ関係の打ち合わせ・建物のレベルの打ち合わせなどができます。
やはり図面だけではなく、
実際現場に来て初めて気づくこともあります。
また神主さんにお気持ちをお渡しして、
集まった他の方にお気持ちばかりを包んであげることも大切ですね。
■大工のひとりごと
地鎮祭や近隣への挨拶の時に大変なトラブルに遭ったことがありました。
品川区のお客様だったのですが、家を建てる時にお客様に
「近隣の方への挨拶はいかがですか?」と聞いたところ「別に問題ないんじゃないの」という回答でした。
そのお客様は実際にはその家に住んでいなかったんですね。そこで私と工事監督で近隣の方に挨拶に行きました。
そうしたら近隣の方が「ここは私道で工事車両は通したくない」と言われたんです。
たしかに私道で幅も2m20cmぐらいしかなかったので、
「大型車が入る」って伝えたら「大型車は入れないでくれ」とのことで。
別の近隣の方に後で聞いたら、やはりそのお客様と近隣の方は仲が悪かったということです。
結局「工事させない」と、工事の反対運動にまで発展しました。
最終的に弁護士を入れて話し合いで解決をしたのですが、予定より着工まで4ヶ月もズレましたね。
場所は品川の戸越銀座の近くで、住宅の密集地帯でした。
三階建ての木造住宅を建てると日照などで良い気がしない時もあるし、
建築時の音もストレスになりますから、
日頃の関係を気づいておくことも大事だと実感しましたね。
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