スマートハウスの評判からメリット・デメリットを知っておこう

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スマートハウスの評判からメリット・デメリットを知っておこう

「スマートハウス」という言葉を最近よく聞きますが、詳しいことはよく分からないという方はいませんか?この記事ではスマートハウスについて分かりやすくご説明し、知っておくべきメリット・デメリットをご紹介します。家を建てる前に押さえておきたい情報ですので、これから家を建てるつもりの方はぜひ参考にしてください。

 

パナソニックホームズのスマートハウス

(参考:パナソニック ホームズ)

スマートハウスの特徴とは?

スマートハウスとは、IT・IoT技術で住宅の家電や設備を接続・制御し、エネルギー消費の最適化を目指した住宅のことです。当初は1980年代にアメリカで推奨された最先端の住宅アイデアでしたが、その後インターネットが普及したことでHEMSが要素として加わり、2010年代以降は「創エネ・畜エネ・省エネ」の3つのエネルギー制御システムを備えた住宅と解釈されています。

創エネ・畜エネ・省エネの3つのエネルギー制御システムとは、具体的には以下の設備を指します。

 

  • 創エネ:太陽光発電システム
  • 畜エネ:家庭用蓄電池
  • 省エネ:HEMS(Home Energy Management System=家庭内エネルギー管理システム)

スマートハウスの原理は?

 

スマートハウスでは太陽光発電システムによって自家発電し、作った電気を家庭用蓄電池によって貯め、HEMSによって電気の使用を監視・制御することができます。HEMSは家庭内の電力消費量の内訳を見える化できますので、HEMSがあればリアルタイムの発電量・消費電力量、部屋ごとや時間ごとの消費電力量まで詳細に測定・確認することができます。

 

HEMSで見る部屋別の消費電力量の例(セキスイハイム)

HEMSで見る部屋別の消費電力量の例(セキスイハイム)

 

政府は、2030年までに全世帯がHEMSを設置することを目標に掲げています。

 

スマートホームとの違い

経済産業省によると、スマートホームとは、“子育て世代、高齢者、単身者など、様々なライフスタイル/ニーズにあったサービスをIoTにより実現する新しい暮らし”であり、住宅そのものというよりは、暮らしぶりや暮らしの様子として定義しています。

(参考:経済産業省HP)

 

簡単に言い換えると、スマートハウスは省エネに焦点を当てた住宅、スマートホームは利便性に焦点を当てた暮らしぶりと表現することができます。スマートホームではIoT技術によって住宅設備や家電をインターネットに接続し、共働きの両親が子供の帰宅をスマートフォンで確認したり、遠隔地に住む親の様子を室内カメラで確認したりすることができます。

 

すなわちスマートハウスはハードウェア、スマートホームはソフトウェアで、これらは両立も可能です。

 

スマートハウスの評判

スマートハウスの評判で代表的なものを、以下にいくつか挙げてみました。

 

  • 電気代がとにかくお得。
  • 費用が合計で400~600万円程度になる。
  • 導入費用が高いなら、わざわざスマートハウスにしなくても問題なさそう。
  • 停電時でも蓄電池から電力供給できて助かる。
  • エネルギーを一元管理できるのはいいけれど、機械音痴には不安。

 

多く見受けられるのはお金に関する評判です。スマートハウスにしたらエコ住宅に住みながら節電できてお財布にも優しいのはいいですが、その分導入やメンテナンスにも費用がかかります。初期費用が高いことで、導入を諦める人もいるようです。

 

スマートハウスの実例をご紹介

スマートハウスは創エネ・畜エネ・省エネの3つを柱とし、エネルギーの効率的な利用を目指した住宅です。この3つの柱は実際にどのように稼働するのか見てみましょう。

 

創エネ

晴れの日中は自宅の太陽光発電システムで発電します。太陽光パネルは面積が広いほど発電量が大きいので、より多くの太陽光パネルを載せたい場合は、屋根の形状を平面的で四角形にするといった工夫も必要です。

 

畜エネ

日中に太陽光発電システムで発電した電気は必要な分を消費に回し、余剰分は蓄電池に貯めておき夜の消費に回します。あるいは、安い深夜電力を蓄電池に貯め、昼間に消費することで電気代を節約することもできます。蓄電池は各メーカーから様々な容量の製品がリリースされていますので、ライフスタイルに合った製品を購入することが大切です。

 

省エネ

HEMSはエネルギーの流れや量を見える化し、一元管理・自動制御してくれます。例えば、暖房を毎朝5:00に自動的に起動し、室温が25度になったら省エネ運転に切り替えるよう設定しておけば、暖め過ぎによる電力の無駄遣いを予防することができます。

また、部屋ごとの電力使用量や使用量の多い時間帯を監視・分析して設定を見直せば、節電やCO2排出量の削減につなげることができます。

 

節電やCO2排出量の削減につなげることができます。

(参考:トヨタホーム)

 

スマートハウスのメリット

注目を浴びているスマートハウスのメリットをご紹介します。

 

  • 太陽光を利用した自家発電と蓄電で、電気代の大幅な節約が期待できる。
  • 買電量が少ないので、高騰する電気代の影響を受けにくい。
  • FIT(固定価格買取制度)を利用し、余剰電力を電力会社に販売できる。
  • CO2排出量の削減
  • 停電時でも電気が使える。
  • HEMSで家庭内の電力消費量の内訳を見える化・最適化できる。

 

これらのメリットを総括すると、主に金銭的・環境的・災害時のメリットの3つに分類することができます。金銭的なメリットは節電効果と余剰電力の販売、環境的なメリットは省エネとそれに伴うCO2排出量の削減、そして災害時のメリットは災害や落雷による停電時でも電力供給ができるという点です。

 

スマートハウスのデメリット

スマートハウスにはメリットばかりではなくデメリットも存在します。ここは要確認です。

 

  • 初期費用が高い。
  • メンテナンス費用が高い。
  • 住宅の断熱性能が低いと恩恵を十分に受けられない。
  • 期待通りの発電量が得られない可能性がある。

 

スマートハウスに必要な3つの設備、太陽光発電システム・家庭用蓄電池・HEMSの初期費用は合計で400~600万円程度になります。導入するためには、節電効果などによりこの費用が将来的に十分回収可能であることが条件となります。設備の単価が高いため、メンテナンスや故障した場合の修理・交換費用も相対的に高くなります。

故障時の高額な費用を補填するには、スマートハウスの設備をカバーしてくれる住宅保険に加入することを強くおすすめします。


さらに、太陽光発電は立地条件による日当たりや天候に左右されるという不確定要素があることも注意が必要です。日本海側は太平洋側に比べて日照時間が短く、太陽光発電においては不利な立場に置かれています。

 

日本海側は太平洋側に比べて日照時間が短く、太陽光発電においては不利な立場に置かれています。

(参考:都道府県格付研究所)

 

スマートハウスとIoT住宅の違いとは?

IoT(Internet of Things)は日本語で「モノのインターネット」と翻訳されます。インターネットは本来パソコン同士の通信手段でしたが、現在ではスマートフォン・テレビ・ゲームにも応用されているのが一般的です。今後はこれらに加えて、家電製品・住宅設備・自動車などもインターネットに接続し、通信機能を持ったモノが人にアラームや信号を送ったり、人がモノの状態を確認したりできるようにするのがIoTです。

IoT技術を備えたIoT住宅では、スマートフォンやスマートスピーカーから住宅設備や家電を管理することができます。具体的には、エアコン・照明器具・玄関ドアの解錠と施錠・室内カメラ・ロボット掃除機・カーテンの開閉・お風呂の給湯などを、スマートフォンで家の内外から操作したり、スマートスピーカーに呼びかけることで操作したりすることができるのです。


現在IoT住宅の普及が急速に進んでいますが、これはインターネットを土台として、2020年に始まった5Gサービス(第5世代移動通信)とAI(人工知能)技術が付加されたことが大きな役割を果たしています。


これに対し、スマートハウスというアイデアが最初に生まれたのは1980年代のアメリカで、その頃はまだインターネットが普及していなかったため、制御できるのはエネルギーのみでした。ところが近年ではスマートハウスにIoT技術が導入され、エネルギー消費の最適化だけでなく、利便性も求める傾向が強くなっています。


スマートハウスとIoT住宅は、ITとIoT技術を土台として成立している点で共通しており、類似点も多くあります。スマートハウスとIoT住宅はどちらも住宅についてのコンセプトで、スマートハウスにはIoT技術が不可欠です。これらの境界線は次第に曖昧になってきており、近い将来にはほぼ同義語として扱われる可能性が高いです。

 

日本海側は太平洋側に比べて日照時間が短く、太陽光発電においては不利な立場に置かれています。

 

スマートハウスには補助金がある?

スマートハウスはCO2排出量の削減につながり環境保護に役立つことから、国や地方自治体から補助金が出ることがあります。国や自治体によって予算額・条件・期間は異なりますので、適用できる補助金がないかどうか国や自治体のホームページで確認してみましょう。

また、補助金の予算は年度ごとに決められた額が計上され、予算を使い切った時点で打ち切られるのが通常です。スマートハウスの初期費用は高額ですので、補助金を受けられるタイミングを逃さないよう、工期を調整することも念頭に入れましょう。

 

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スマートハウスの普及率はどのくらい?

株式会社富士経済が実施したHEMSの普及率に関する市場調査によると、“2013年度末のHEMS累計導入戸数は16万戸で、総戸数に対する普及率は0.3%である。2020年度末には160万戸となり、普及率は3%に達すると予測される。”とあります。HEMSの設置は近年急速に普及しているとはいえ2020年末の予測でも3%で、普及率はまだまだ極端に低い状況です。

スマートハウスは太陽光発電システム・蓄電池・HEMSの3つを備えた住宅が定義です。3つの設備全てを備えた住宅の比率は3%を下回ると考えられます。

 

(参考:株式会社富士経済)

 

スマートハウスを取り扱う住宅メーカー

スマートハウスを取り扱う代表的な住宅メーカーを以下に挙げました(50音順)。

 

 

 

 

導入を検討される場合は、同じ条件で複数社から見積を取って比較検討しましょう。

 

まとめ:スマートハウスの注文住宅で後悔しないために

スマートハウスは、太陽光発電システム・蓄電池・HEMSの3つを備え「創エネ・畜エネ・省エネ」の3つのエネルギー制御を実現する住宅です。エネルギーの流れが見える化できて節電になるだけでなく、近年は住宅設備や家電が便利に使えるIoT住宅としての側面も持ち始めてきました。

スマートハウスは大変便利で快適に暮らせる住宅ですが、その分初期費用やメンテナンス費用がかさみます。後悔しないスマートハウスを建てるには、建設予定地の日当たりや年間日照時間を考慮し、複数の住宅メーカーや工務店から何通りかのシミュレーションをしてもらうことが大切です。

 

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