家を建てることと幸せになることは全くの別問題
「よい家を建てれば幸せな家庭環境が築ける...はず。」
家は、家族の幸せを願って建てるものですが、
住宅購入がきっかけで家族関係が悪くなってしまったり、
新築直後に離婚してしまった。という話を耳にすることがあります。
家族の幸せを願って家を建てるのに、
なぜこんなことが起きてしまうのでしょうか?
「結婚してマイホームをもつことが、幸せな人生のゴール」
のように表現されることもありますが、
家を建てることと、幸せな家庭環境を築くことは、全くの別問題です。
家庭不和が生じる原因には様々なものがありますが、
住宅購入がきっかけである場合は、
男女の思考パターンの違いが挙げられます。
男性は物質主義的で「家そのもの」に価値(幸せ)を見出しやすく、
女性は感情によって「暮らし」に価値(幸せ)を見出しやすい傾向にあります。
私は夫婦関係の専門家ではありませんし、
女性の見地に立って意見を述べることもできません。
ここでは男性的思考が原因となって起きた
実際の離婚事例についてご紹介をしていきたいと思います。
住宅購入直後の離婚事例
<事例1>
とある男性は、昔から自分の家を建てることを夢にしていました。
「ようやく夢が叶う」と家づくりに熱中する旦那さんを見て、
奥さんは計画の全てを任せていました。
竣工し、旦那さんの理想の家が完成したものの、
旦那さんはほとんど家に帰らなくなってしまい、
奥さんはいつもひとり、家にとり残されていました。
この旦那さんは、家を手に入れたという所有感、ステータスに満足してしまい、
その後の暮らしについては考えていなかったようです。
また、家を手に入れること自体を目的としていたため、
次のもの(仕事や趣味)に気移りしていたようでした。
<事例2>
同じように、旦那さんは家そのものに集中していました。
家族みんなが住む家なのにも関わらず、
「俺の家だ」と言い、家族が少しでも家を傷つけようものなら、
「俺の家になんてことしやがるんだ!」と激高。
旦那さんは常にピリピリした状態でした。
奥さんも、何をするにも監視されているように感じ、
お互いにストレスを溜め込んでいたそうです。
男性は住宅購入そのものに喜びを感じ、
奥さんを見て、「家を買ったのに何が不満なんだ?」と思います。
ですが女性は、その先で得られる感情を重視するので、
「暮らしがよくならなきゃ、家なんか買った意味がないじゃない!」
と考える傾向にあるのです。
多かれ少なかれ、男女の思考パターンにはこのような違いがあります。
私がここで申し上げたいのは、
男女のもって生まれた思考パターンの違いを
お互いに理解してほしいということ。
これは生来のものですので仕方がありません。
また、男性諸氏は「家」そのものに集中するべきでないということです。
我々男性は、物質主義的な傾向が強いですが、
家そのものを所有物、ステータスとして捉えていると、
良好な家族関係は築けませんし、長期的な幸せも得られません。
なぜなら、家の価値は日に日に落ちていくからです。
家が老朽化するたびに、自分の価値さえも下がっているように感じ、
ストレスの絶えない生活を送ることになってしまいます。
さらに言えば、数年後、周囲の新築住宅と比較して
自分の家が古く見えてしまい、劣等感を感じることさえあるのです。
必要のないリフォームを繰り返す男性のなんと多いことでしょうか?
自分の車を毎日磨く男性がいるのも、こうした心理的背景があります。
心理学の研究結果によると、
人間が幸せを感じる85%は人間関係からくるものだそうです。
男性本人が自覚しているか否かに関わらず、
所有物から得られる幸せなど、人生のほんの一部に過ぎないのです。
幸せになろうとして家を購入してはいけません。
※男性的思考パターンを否定する訳ではありません。
家によって良好な家族関係がもたらされることはない
最近では、家にいる時間が長い奥さんのために、
キッチンや居室など、家そのものをアップグレードして、
喜ばせよう(関係を良くしよう)とする男性も増えてきました。
女性に「物」をプレゼントしてもあまり意味がありません。
もちろん、短期的には喜んでもらえますが、
物に頼る愛情表現は長期的にみると効果は薄いようです。
このことを理解しておかないと、
「お前のためにあの時〇〇してやったのに!」
永遠と続く、口論のタネになってしまうこともあります。
奥さんのことを想うのであれば、
必要以上に家にお金をかけるよりも、その分のお金で旅行に行ったり、
家族でいる時間を増やした方が、良い関係が続きやすいと言われています。
極論を言ってしまえば、良好な家族関係さえ築けていれば、
人間はボロボロのアパートでも幸せを感じられる生き物です。
考えてみれば、過去のどんな住宅であっても、
幸せに暮らしていた人々はいるのです。
「家(物体)」から幸せがもたらされることは決してありません。
家はあくまでも良好な家族関係を築く
ひとつのきっかけであり「+α」として捉えておきましょう。
忘れられがちなことですが、
良い家づくりを望むのであれば、建築書籍だけでなく、
哲学や心理学なども並行して学ばれることをおすすめします。
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