イメージ通り建てるには設計図書
注文住宅の間取りの打ち合わせはとても楽しいものです。
お客様の笑顔が一番よく見られます。
完成した時も笑顔や喜びはあるのですが、
実際に出来上がった家を見て戸惑いを持つ人
がいないわけではありません。
それは結局間取りの打ち合わせを
綿密に行っていなかったため、
想像時と実際の家が違って
しまったといえるでしょう。
そのような想像と完成後のギャップ
を無くすためには、家の設計図書を
よく見ておかなければいけません。
住宅の設計図書とは
家を建てるときに作られる
図面の事を設計図書といいます。
設計図書は様々な図面によって構成されています。
- 配置図・・・土地にどのように家が配置されているのか、配置計画を示した図
- 平面図/立面図/外観図・・・家を上や横から見たときの図
- 構造計算図/設備図・・・家の内部に必要な設備を配置するための図
に分けられます。
そこに仕様書、構造概要がセットになっています。
まずは設計図書を把握して、
自分たちの要望が盛り込まれているかを確認しましょう。
昔は現場で変更することもありましたが、
今は設計図書に基づいて家を建てます。
設計図書の間違いで要望に反した家が建ってしまいって
悲しい思いをすることもあります。
そのようなことが起きないよう、設計図書をよく見ておきましょう。
設計図書の注意点とは
注文住宅を建てる場合の設計図書の大きな注意点は2つです。
まずは配置計画を見ましょう。
基本的に平面図を見ての打ち合わせは多くあるので
1階と2階の間取りは施工主様もよく確認されます。
しかし、土地と建物の関係を表した配置計画はあまり見られないのです。
配置計画がしっかりしていなければ、
北側の空きが少ない、勝手口が狭すぎる、物置が置けないということもあります。
■大工のひとり言
配置計画をよく見ないで家を建てられた方の不満に、
南向きに空きがないので日当たりが悪いということもありました。
配置計画は後から直りません。
ですので配置計画の図だけではなく、
敷地部分の設計図でもある外構図面も先に出しておきましょう。
そうすると敷地内の様子もイメージしやすくなります。
もう一つは設計図書の立体パース図を作ることです。
最近はハウスメーカーや工務店でもCADを使って
簡単に立体パース図が作れるようになっています。
パース図があれば立体的に家の外観と
土地との関係が把握しやすくなります。
注文住宅の外観計画のポイント
注文住宅を建てるのであれば、
いい家だねと思われる家にしたいものですよね。
外観計画のポイント1「屋根」
外観で重要なのはやはり、屋根です。
屋根は外観を大きく左右します。
屋根の形、材質で見た目や印象が大きく変わるのです。
屋根の種類としては一般的に、
切妻、寄棟、片流れ、入り母屋
などがあります。
そして屋根の形と勾配でも印象が変わります。
重厚感のある家にしたいのであれば、
切妻で急勾配の屋根にしましょう。
外観計画のポイント2「形状」
また2番目に注意したいのは外観の形状です。
家全体の印象をフラットにするのか、
アクセントで出窓をつけるのか、
そういった窓の数やバランスが重要です。
外観計画のポイント3「素材」
3つ目は外装の素材です。
コンクリートか、
サイディングにするのか、
パネルやタイルなのか
を考えます。
素材で質感も大きく変わるのです。
>>注文住宅をイメージ通り建てるには設計図書のことを知ろう②
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