あなたは理解できている?火災保険と家財保険の補償内容解説

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意外と知らない?火災保険の役割とは

新たに住宅を購入・家を建てる場合は、
火災保険に加入するのが一般的です。

 

 

名称に「火災」とあるためか、火災保険を多くの人が
「火災から家を守るための保険」と認識していますが、
火災の保証は、火災保険のほんの一部の役割でしかありません。

 

 

火災保険は機能的にも制度的にも様々な役割を持っていますが、
火災保険の内容は難しく、容易に理解できるものではありません。
そこで火災保険と家財保険のメリットやデメリット、
難解な部分についてわかりやすく解説したいと思います。

 

火災保険と家財保険の特徴やメリット・デメリット

 

火災保険とは?

 

■火災保険の意義

 

火災保険の役割や存在理由について考えてみましょう。
「火災」について言うならば、火災の怖さはどんなに対策をしても
“もらい火”があることではないでしょうか?

 

 

稀に、「防火住宅なら火災保険は最低限でいい」という意見も耳にしますが、
自動車事故と同様に、もらい火の被害は避けることができません。
風向きや天候によってその被害が大きくなる可能性もあります。

 

 

火災保険はもらい火など不可抗力の火災も対象

 

 

例えば昭和51年山形県の酒田大火では、
風速25メートル超の暴風によって焼失家屋は1,774棟に達しました。
近年は行政の都市計画で火災に強い街づくりを推進していますし、
防火建築や耐火家屋の技術も進歩していますが、やはり火災は怖いものです。

 

 

なお、火災保険は火災以外の自然災害にも対応しています。
火災と自然災害は別物かもしれませんが、不可抗力の災害であることは同じです。
このような不可抗力による火災・災害に対して自衛が可能になる。
これが火災保険の意義だと考えます。

 

火災保険は2つある

 

実は、火災保険は建物家財を別々に加入します。
家が損害を受ければ家財にも一定の被害が生じるため、
同じように保障されるような気がしますが、別物なのです。

そのため、補償額の設定も建物と家財は個別に行います。

 

 

建物だけ保険に加入し、家財は未加入という選択も可能ですが、
家財保険は大型の家電機器や家具だけでなく、
衣類やデジタルカメラなども対象にできます。

もし火災や水害等でそれらを全て買い替えが必要だとしたら、
家財保険の保険料は安いものかもしれません。

 

家財保険は衣類やデジタルカメラなども対象になる

 

 

■火災保険と地震保険の関係

 

火災保険のもう一つの側面として、
地震保険の元になる保険であることが挙げられます。
地震保険は単体で契約することができず、
火災保険に付帯するかたちでなければ加入できません。

 

 

日本における地震の多さ、被害の怖さは周知の事実です。
地震保険に加入するためのステップとしても、
火災保険の役割は大きいのではないでしょうか。

 

火災保険は地震保険のもととなる保険である。

 

火災保険の特徴とメリット

 

何千万円という金額のマイホーム、
そして総合すると大きな金額になる家財を守ってくれるのは大きな効果です。
また、火災保険という名前ではありますが、
火災以外の自然災害や盗難など保障範囲が幅広く安心できます。

 

主な補償内容は以下のようになります。

 

災害 火災、水災、落雷、破裂・爆発、風災、雹(ひょう)災、雪災など
残存物取片付け費用 災害や事故による残存物を取片付け費用
諸費用 保険金支払い事由発生時の臨時費用・被災時の見舞金・損害防止費用など
事故 排水管事故による水濡れや、不測かつ突発的な事故による家財の破損など
盗難 家に侵入する際に破損した窓ガラスや鍵などの補償や、場合によっては現金被害も対象
個人賠償責任 日常生活、もしくは住宅の所有・使用・管理に起因して、法律上の損害賠償責任を負った場合

※詳細は保険商品・契約内容ごとに異なります。

 

これらの補償が受けられますので、もう少し詳しく見てみましょう。

 

 

■災害時の補償

 

被害額が大きいと予想される災害時の補償について、
特に建物については、修復・再建に必要な金額が支払われます。
ただし、保険金額が上限です。

 

 

家財保険に関しても、保険金額を上限に修復・再取得に必要な金額が支払われます。
どちらの場合も、保険金額を適正な額に設定することが大切ですね。

 

 

■事故や人災も補償範囲にすることができる

 

 

火災保険は空き巣や事故など補償範囲が広く安心できる

 

火災保険の範囲はどの損害保険会社も複数用意しています。
商品プランは通常3~5種類程度ですが、
基本的には補償範囲が最低限の「シンプル」、
範囲が標準の「ベーシック」、幅広い補償が得られる「ワイド」の3パターンです。

 

 

補償範囲が広い「ワイド」になると、
災害だけでなく事故や盗難などの人災も補償の対象になります。
具体的は以下のようなケースです。

 

  • 排水設備の事故で水漏れが生じた場合の家屋・家財に被害
  • 空き巣が侵入する際、ドアや窓を壊された(建物の補償)
  • 空き巣により電化機器が盗まれた(家財の補償)
  • 模様替えの最中に誤って窓ガラスを割ってしまった(不測かつ突発的な事故の「建物」補償)
  • 子供がテレビとぶつかって壊してしまった(不測かつ突発的な事故の「家財」補償)

 

■日常生活でも役立つ特約も

 

火災保険では見舞金費用特約や個人賠償特約、
携行品損害特約など多くのオプションがあります。

 

  • 見舞金費用特約
  • 自宅の火災・破裂・爆発等によって近隣の住宅に被害を与えてしまった場合に見舞金等を補償

     

  • 個人賠償特約
  • 偶発的、もしくは日常生活による事故により他人を死傷させたり、
    他人の物を破壊させ損害賠償責任を負ったりときの損害を補償。
    具体例は2階のベランダから物を落としてしまい通行人にケガを負わせてしまった場合など。
    更に弁護士費用を補償する「弁護士費用等特約」が付帯しているものも。

     

  • 携行品損害特約
  • 自宅以外に携行する身の回りの品物に発生した不測かつ突発的な事故による損害を補償。

 

■火災保険のメリットはコストパフォーマンスの良さ

 

火災保険はコストパフォーマンスが良い

 

他にも水回りやカギのトラブルなど、
日常生活をアシストしてくれるサービスを付加できることもできます。
このように、そのつもりになれば幅広い補償を得ることができるのです。

 

 

補償範囲を増やせは保険料も高くなりますが、
保険料を決定するのは保険価格や建物構造によるところも大きいので、
補償範囲を広くしたからといって保険料が大きく跳ね上がることはほとんどありません。

 

 

万が一の際、何千万円という高額な保険金額が受け取れることを考えれば、
安価な保険料で大きな補償を得ることができる火災保険は
大きなメリットがあるといえるのではないでしょうか?

 

火災保険のデメリット

 

保険商品全般にいえることかもしれませんが、
用語が難解であったり内容が難しいことは否めません。

 

 

火災保険の場合は保障範囲が広いことと、
保険会社を変更したり見直したりすることが一般的ではないため、
自身の契約内容が分からないという人も多いようです。

 

特に注意したい点をご紹介します。

 

明記物件の申告

 

火災保険の中には、保険証に物名を記載しなければ補償されない
「明記物件」が存在する場合があります。
典型的な明記物件は、1個または1対の価格が
30万円超の貴金属、宝石、書画、骨董等美術品です。

建物と家財両方に加入しているか

 

繰り返しになりますが、火災保険には「建物」と「家財」の保険に分けられます。
通常の火災保険は建物のみの保障となっており、
家財も補償したい場合は建物と家財の保険をそれぞれ契約する必要があります。

補償金額が「再調達価格」「新価基準」になっているか

 

近年の保険は同等の物を再調達するのに必要な金額が
保険金として支払われるのが一般的ですが、
昔の保険は「時価」で換算されるものが多いので、
時の経過とともに支払われる額が減ってしまいます。
昔加入した保険がそのまま、という人は確認してみるといいでしょう。

 

■保険金額の設定が難しいという意見も

 

再調達価格で契約した保険であっても、
原則として保険金額を限度に損害額が支払われます。
そのため、契約時の保険金額の設定は重要です。

 

 

しかし、適正保険料がいくらなのか?素人には判断しにくいですよね。
特に家財保険はライフスタイルの差が大きいといえます。
損害保険会社では目安額やシミュレーションが掲載されていますので、
参考にしつつ慎重に決定しましょう。

 

 

また、地震保険は建物・家財ともに
火災保険の保険金額の30~50%の範囲内となります。
地震への備えのためにも、保険金額の設定は重要ですね。

 

火災保険と家財保険まとめ

 

火災保険は補償範囲が広く、幅広いケースで補償を受け取ることができます。
ただ、そのメリットも保険内容を理解していなければ享受できない可能性があります。
万が一の際、しっかりと補償を受けることができるよう、
十分に内容を理解して加入しておきたい保険と言えますね。

 

 

また、見直しをする機会が少なく補償内容を忘れがちですので、
定期的に保険証を確認していくことも心掛けましょう。

 

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