はじめまして。当サイトの運営者である古河 忠雄と申します。当サイトをご覧くださいまして誠にありがとうございます。このページでは、簡単に私の経歴などを書いていこうと思います。お時間があるときにでも読んでみてください。
私は、大工の技術学校を卒業後、福島県で、宮大工の弟子として修行をはじめました。私の親方は重要文化財の修繕工事などにたずさわっていた人で、やさしく、とても腕の良い大工でした。


仕事時間外でも、本当にたくさんのことを教えてもらいました。
3年間の修業後、私は宮大工を辞めました。親方から常々、「お前は屋大工になれ」と言われていたからです。
現在、宮大工の技術は衰退していく一方です。実は、社寺建築は形式が決まり切っているため、機械仕事がメインになっている部分があります。宮大工専用のプレカット機械を使って加工をおこない、最後に“手で加工をしたように”手加工をしていることがほとんどです。
年々、仕事の量も減少しています。私はそれまで『宮大工 > 屋大工』のイメージをもっていましたが、“屋大工の方が腕が良い”というのが、親方の考えでした。
屋大工としての修行を積むために、親方の紹介で、神奈川県の工務店に、再び見習いから入りました。純和風建築ばかりを扱う工務店でしたので、とても良い環境で仕事をすることができました。


再び、寝る間も休日もない修行生活のはじまりです。今となっては、二度とあの頃の生活はしたくないですが…体が持ちません^^;
とても感謝しています。おかげで、繊細な大工技術を身につけることができました。
その後、現代的な一般住宅の経験を積むために、東京の工務店に入りました。関東圏内から手広く仕事を受けていた工務店でしたので、各県を転々としながら、新築、ハウスメーカー、建売、リフォーム、設計事務所、など、色々なスタイルの住宅に関わることができました。(様々な仕事の中で、住宅業界の暗い部分も見てきました。)
また、都市計画の一環として、新宿の高層ビル内にお寺の本堂を造るということで、大手ゼネコンの仕事をした経験もあります。
現在は、無垢材を扱っている工務店に所属しています。

私がこのサイトを作ろうと思ったきっかけは、あるお客さんから、「家を建てるのは大工なのに、大工さんの意見を聞く機会ってなかったんだよね」と言われたことがきっかけです。
確かにその通りだと思ったものの、私はネットの世界というものに疎かったので、すぐに行動を起こす気にはなりませんでした。
しかし、お客さんからの言葉を意識するようになってから、インターネットで注文住宅のサイトを見ていると、「このサイトを運営しているのは、家を建てたこともない人たちなんだろうな」「釘の一本も打ったことがない人たちが、家づくりのアドバイスをしているのか」そんな風に思えてきました。
ひとつくらい大工の運営するサイトがあっても面白いだろうと思うようになり、これから注文住宅を建てる人のために、役に立てるようなサイトを作ってみようと考え、このサイトを作成しました。
私のサイトをきっかけに、家づくりに関する疑問が解決したり、皆様のより良い家づくりのお力添えができればうれしく思います。
サイト運営は不慣れなことの連続でしたが、少しでも多くの人の役に立てるようなサイト運営をしていきたいと思います。費用や相場、坪単価価格などの情報に関しましては、新しいデータが入手でき次第、随時更新していきます。
当サイトをご利用くださる皆様に、心から感謝申し上げます。
当サイトを、これからもよろしくお願いいたします。
- サイト名:大工が教える失敗しない家づくり
- 運営者:古河 忠雄
- 所在地:神奈川県川崎市多摩区東生田1丁目