自由な間取り変更が魅力の工務店での家づくり
- 【工務店・ハウスメーカー】
浜松太陽住宅 - 【契約前の予算】
土地1200万円、家1000万円で検討していました。 - 【実際にかかった費用】
2200万円 (頭金500万円) - 【坪単価】
27万円 - 【年齢・家族構成】
40代大人2人、子供2人 - 【建坪】
延床29坪木造2階建て
注文住宅の口コミ・体験談(K様)
まず、なぜ家を購入しようと考えたのかと言いますと、
2人目の妊娠が発覚し双子であることが判明したことです。
それまでの4畳半二間で5人生活をするには、
生活において昼間、夜の生活リズムに差があるため、
無理だろうと判断しました。
アパートを借りての子育てでは、近所のことを考えないといけません。
また家賃や駐車場など費用がかかるものの、
1円も自分のものにならず生活をしていかなくてはならないです。
それでは、子供が成長しても戻る家もなく、
今後、転居を繰り返すとなれば、またそれなりに費用がかかります。
子育てに必要な生活スペースがないことが
私の中ではとても大きな問題となり、
子供を産むことと同じくらい大切な出来事となったわけです。
妊娠発覚から建築中の物件を見に行くことにしました。
メーカーだけではなく、工務店の建築現場へ足を運びました。
まず大手メーカーの住宅見学会で思ったことは、「確かに良いもの」です。
外観もおしゃれで1件ずつ違う特徴を持っています。
部屋の間取りも洗練されていて、
こんな家に住めたらきっと幸せだろうと思いました。
しかし、「ここは少し大きい、この高さを変更して」という
>ちょっとした変更ができない“規格品”というのがネックでした。
家は高い買い物ですから、「自分の求めるものを」という意識が強くあり、
私の場合、家の方向により水回りの位置を指定したいと考えました。
そして二階へ上がる階段の位置や角度、
風の通りについても自分なりの意見を持っていました。
近くで注文住宅を建てていると、見学会として看板など出ていなくても、
現場監督にかけあったり大工さんに直接許可を得て
建てている骨ぐみを見学させていただいたりしました。
中古住宅をリフォームしている現場を見学したこともあります。
やはり木造の注文住宅は建てた後でも、
リフォームで間取りを変えられたりとおもしろみがたくさんあります。
中古住宅を見ながら、元の家の持ち主のこだわりを発見し、
「こんなアイデアを取り入れてみたい」と、注文住宅で建てる決心を固めました。
土地は、注文住宅の紹介を条件に不動産さんと探しました。
予算も限られていることもあり、市で分譲している
土地を利用してマイホームを建てることにしました。
工務店、土地が決まり家づくりスタート
さて建築がはじまり、日々出来上がっていくマイホームを見守りました。
私が選んだ工務店は、大工さん、塗装やさん、配管などが
工務店と契約している個人の職人が担当別で建てていく方法でした。
注文住宅は、自分の夢や希望に近づけることが可能です。
我が家は天井を非常に低くしました。
さらに床から30センチ上げたところに畳の部屋を作っているため、
天井までの距離がフローリングに比べさらに近くなっています。
畳部屋の床と天井の距離があまりにも近すぎたため、
大工に建築途中で変更をお願いしました。
畳部屋の天井だけ出来る限り高く空間を作ってくれました。
こだわりをもって低くした天井だったのですが、
天井が低いと、想定以上に音が家の中が響きます。
私は声が大きいので、家族の会話画外まで響いてしまいます。
もし次に家を建てるとしたら天井を高くして空間を広く取りたいと思います。
「収納が思ったより少ない」という話をよく耳にします。
生活していく中で、収納スペースはずっと悩みのひとつとなるでしょう。
我が家も同じでした。床を30センチあげたことで
この場所を収納として使うことができました。
住宅ローンを組むとは家いえ、予算には限りがあります。
収納スペースは増やしたいものの、費用を抑えるため、
市販の桐の衣装ケースを用意し、畳部屋の床下にケースを埋め込んでいます。
本当なら建具屋さんにお願いして作ってもらうところを、
大工さんに頼んではめ込んでもらいました。
収納スペースを広くするための工夫として、
階段下の空間を最大限に利用できる造りにしてもらいました。
ベニヤ打ちっぱなしのため見栄えはよくありません。
「化粧板を張ったきれいな階段下にできませんよ」と言われましたし、
むき出しの木の角で頭を打つこともありますが、
一番奥まで使わないものを詰め込めるのでとても便利です。
また階段あがった突き当りに余った板で棚をつけてもらいました。
2段の本棚としてちょっとした本をいつでも見れるようになっています。
屋根も長めに張り出してもらい、緑のカーテンをつくれるようにしています。
軒下のパイプに緑をひっかけられるようにしました。
こうした工夫は、規格品のハウスメーカーではできないと思います。
このように、建築途中で施工主(私)の意見を取り入れたり、
最小限の費用でアレンジを加えてくれるのは、
工務店で注文住宅を建てる最大の利点だと思います。
ちょっとしたところに自分らしさを加えられてとても良いものです。
一緒に考える、一緒に作っていくことができるので、
作っている途中を自分の目で確認しながら、
「ひょっとするとこれってできるかも」が、
「できた」という喜びに変わるのではないかと思います。
皆さんも造りながら間取りにアレンジを加え、
ご自身の理想の注文住宅を建ててください。