この記事では、ダイワハウスとオープンハウスの特徴や価格、住宅性能、デザイン、保証・サポートを、表を用いながら比較します。ダイワハウスとオープンハウス、どちらに家づくりを依頼するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
ダイワハウスとオープンハウスの基本情報を比較!
まずは、両社の会社規模や事業の特徴を整理しましょう。ダイワハウスは総合生活職能企業として、戸建住宅から商業施設、マンションまで幅広く手掛ける超大手。対してオープンハウスは、「都心に家を持とう」のキャッチフレーズ通り、狭小地の有効活用と圧倒的なコスパで躍進を続けています。
| 比較項目 | ダイワハウス(大和ハウス工業) | オープンハウス |
| 設立 | 1955年 | 1997年 |
| 得意とする住宅 | 鉄骨造・木造の高性能住宅 | 木造(狭小地・都市型住宅) |
| 事業展開 | 全国(47都道府県) | 首都圏・名古屋・福岡・大阪中心 |
| 主なターゲット層 | 中〜高所得層、性能重視層 | 若年層、都心居住希望層、コスパ重視層 |
| 会社規模 | 業界トップクラスの売上規模 | 業界随一の成長率を誇る新興企業 |
ダイワハウスは、創業以来の歴史と実績があり、全国どこでも手厚いサポートが受けられる安心感があります。一方のオープンハウスは、設立こそ新しいものの、徹底した合理化によって「手の届く価格」を実現し、特に20代〜30代の一次取得者層から絶大な支持を得ています。
ダイワハウスとオープンハウスの坪単価・価格帯を比較!
家づくりにおいて最も気になる「お金」の話です。両社の坪単価と建築費用の目安を比較してみましょう。
| 項目 | ダイワハウス | オープンハウス |
| 予想坪単価 | 約90万円〜120万円以上 | 約50万円〜70万円前後 |
| 建物価格目安(30坪) | 2,700万円〜3,600万円 | 1,500万円〜2,100万円 |
| 価格帯の分類 | 大手ハイブランド | ローコスト〜ミドルクラス |
ダイワハウスの価格感
ダイワハウスは大手ハウスメーカーの中でも高価格帯に属します。最新の技術を投入した鉄骨住宅「xevo Σ(ジーヴォシグマ)」などは、高い耐震性と断熱性を備えている分、坪単価も高くなります。富裕層向けの「Wood Residence MARE」などの木造高級ラインも展開しており、予算には余裕が必要です。
オープンハウスの価格感
オープンハウスは、徹底したコストカットにより「ローコストメーカー」に近い価格帯を実現しています。土地の仕入れから建築までを自社グループで行う垂直統合モデルにより、中間マージンを排除。広告費や展示場費用を抑えることで、都心の高価な土地でも建物価格を抑えて購入できるよう工夫されています。
ダイワハウスとオープンハウスの工法・構造を比較!
構造面では、両社は全く異なるアプローチをとっています。
ダイワハウス:強靭な「鉄骨」と「木造」
ダイワハウスの代名詞は、独自のエネルギー吸収型耐震デバイス「D-NSP-Σ」を搭載した軽量鉄骨造です。
- xevo Σ(鉄骨): 繰り返しの地震に強く、天井高2m72cmという開放的な空間を作ることが可能です。
- Premium GranWood(木造): 鉄骨で培った技術を木造に活かし、高断熱・高耐久な木の家を提供しています。
オープンハウス:都市に最適化された「木造」
オープンハウスの注文住宅は、主に木造軸組工法(在来工法)を採用しています。
- 狭小地対応: 15坪〜20坪程度の限られた土地でも、1cm単位で間取りを調整できる柔軟性があります。
- 3階建てのノウハウ: 都心の土地を有効活用するため、3階建て住宅の施工実績が非常に豊富です。
ダイワハウスとオープンハウスの断熱性・省エネ性能を比較!
昨今の電気代高騰により、住宅の断熱性能は非常に重要な比較ポイントです。
| 項目 | ダイワハウス | オープンハウス |
| 断熱材 | 高性能グラスウール・外張り断熱 | 吹付硬質ウレタンフォーム等 |
| 窓仕様 | アルミ樹脂複合または樹脂(高性能) | アルミ樹脂複合(標準) |
| ZEH対応 | 標準でZEH基準を大幅にクリア可能 | オプション対応でZEH化が可能 |
ダイワハウスは、標準仕様で非常に高い断熱性能を誇ります。独自の「外張り断熱工法」により、家全体を魔法瓶のように包み込むことで、夏涼しく冬暖かい環境を実現します。
一方、オープンハウスは必要十分な性能を確保しつつ、コストとのバランスを重視しています。基本性能は法律の基準をクリアしていますが、ダイワハウス級の超高断熱を求める場合はオプションでのアップグレードが必要になるケースが多いです。
ダイワハウスとオープンハウスの得意な立地・エリアを比較!
どこに家を建てるかによって、どちらのメーカーが有利かが決まります。
ダイワハウスが強いケース
- 郊外の広い土地: ゆったりとした敷地に、大開口の窓がある邸宅を建てたい場合に最適。
- 地方都市: 全国に営業所があるため、首都圏以外での施工・アフターメンテナンス体制が盤石です。
オープンハウスが強いケース
- 都心・駅近: 東京23区や名古屋市、大阪市などの地価が高いエリア。「狭くても利便性の良い場所に住みたい」というニーズに特化しています。
- 変形地・狭小地: 旗竿地や台形の土地など、他社が敬遠するような土地でも、柔軟な設計で居住スペースを確保してくれます。
ダイワハウスとオープンハウスのアフターサポートを比較!
家は建てて終わりではありません。長く住むための保証制度も比較しましょう。
| 項目 | ダイワハウス | オープンハウス |
| 初期保証(構造) | 30年(業界トップクラス) | 10年(法律上の義務期間) |
| 最長保証 | 60年(点検・有償補修あり) | 20年〜(条件による) |
| 点検体制 | 専任のアフター部門が定期訪問 | 基本は10年目までの定期点検 |
ダイワハウスの圧倒的な強みは、このアフターサポートにあります。初期保証が30年と長く、さらに有料メンテナンスを継続することで最長60年まで保証が延長されます。大手ならではの組織力で、トラブル時の対応スピードも評価されています。
オープンハウスは、住宅ローン減税や法律で定められた最低限の保証(10年)をベースとしており、コストを抑える分、長期保証の手厚さではダイワハウスに譲ります。
ダイワハウスとオープンハウスのメリット・デメリットを比較!
ここまでの内容を整理し、それぞれのメリット・デメリットをまとめます。
ダイワハウス
- メリット
- 圧倒的なブランド力と安心感
- 鉄骨造による大空間・大開口の実現
- 業界最高水準の断熱性と耐震性
- 最長60年の長期保証
- デメリット
- 建築コストが非常に高い
- 規格がある程度決まっており、狭小地では割高になることも
オープンハウス
- メリット
- 都心の好立地に家を持てる
- 建物価格が安く、予算を土地に回せる
- 狭小地や変形地の設計ノウハウが豊富
- 意思決定のスピードが速い
- デメリット
- 住宅性能(断熱・保証)は大手ほどではない
- 隣家との距離が近い現場が多くなりがち
- オプションを増やすと意外と高くなる
あなたに合うのはどっち?タイプ別に比較!
最後に、あなたがどちらを選ぶべきか、タイプ別に診断します。
ダイワハウスがおすすめな人
- 「とにかく安心・安全」を買いたい人: 地震に強く、火災にも強い鉄骨住宅を求めるならダイワハウスです。
- 将来のメンテナンス費用まで考えたい人: 初期保証が長いため、将来的な安心感を優先する人に向いています。
- 広いリビングを実現したい人: 柱の少ない大空間は、鉄骨造のダイワハウスが得意とする分野です。
オープンハウスがおすすめな人
- 「利便性」を最優先したい人: 駅から徒歩圏内、通勤に便利な都心に住みたいなら、オープンハウスの土地セット販売が最強です。
- 予算を抑えて注文住宅を建てたい人: 2,000万円以下で建物を作りたい場合、オープンハウスは有力な選択肢です。
- 若い世帯(20代・30代): ローン返済を抑えつつ、アパートの家賃並みの支払いで家を持ちたい人に最適です。
まとめ
ダイワハウスとオープンハウスの比較、いかがでしたでしょうか。
両社は、提供している「価値」が根本的に異なります。
ダイワハウスは「住宅そのもののクオリティと長年の安心」を売っているのに対し、オープンハウスは「都心に住むというライフスタイル」を売っています。
- 予算に余裕があり、建物の性能や保証を重視するなら「ダイワハウス」
- 予算を抑えつつ、立地の良い都心部で効率的に暮らしたいなら「オープンハウス」
どちらが正解ということはありません。ご自身や家族が、これからの人生で「家の性能」と「立地の利便性」のどちらに重きを置くのかをじっくり話し合ってみてください。


