この記事では、積水ハウスとヘーベルハウスの特徴や価格、住宅性能、デザイン、保証・サポートを、表を用いながら比較します。積水ハウスとヘーベルハウス、どちらに家づくりを依頼するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
積水ハウスとヘーベルハウスの基本情報を比較!
まずは、両社の全体像を把握しましょう。積水ハウスは「総合力の高さ」、ヘーベルハウスは「圧倒的な頑丈さと都市部への強さ」が特徴です。
| 項目 | 積水ハウス | ヘーベルハウス(旭化成ホームズ) |
| 累計建築戸数 | 世界トップクラス(260万戸超) | 都市型住宅で圧倒的シェア |
| 主な工法 | 鉄骨(1・2階)、木造(シャーウッド) | 重量鉄骨・軽量鉄骨(ハイパワードクロス) |
| 外壁材 | ダインコンクリート、ベルバーンなど | ALCコンクリート「ヘーベル」 |
| 得意なエリア | 全国(郊外から都心まで幅広く対応) | 都市部(防火・準防火地域に強い) |
| 主力商品 | IS STAGE、シャーウッドなど | ELENA、CUBICなど |
| 保証期間 | 30年保証(最長永久保証制度あり) | 60年長期保証(初期30年保証) |
積水ハウスは「自由度の高さ」と「デザイン」のバリエーションが豊富で、どのような要望にも柔軟に応えてくれます。対してヘーベルハウスは、「火災や地震に強い家」というブランドイメージが確立されており、特に狭小地や住宅密集地での信頼が絶大です。
積水ハウスとヘーベルハウスの「構造・工法」を比較!
家を支える骨組みと、守る壁。ここが両社の最も大きな違いです。
積水ハウス:柔軟な対応力の鉄骨と木造
積水ハウスの最大の特徴は、鉄骨造と木造(シャーウッド)の両方を展開している点です。
- 鉄骨造: 「シーカス(静震システム)」を標準装備し、独自の金物ジョイント工法で強固に組み上げます。
- 木造(シャーウッド): 陶版外壁「ベルバーン」を採用でき、木造でありながら鉄骨に負けない耐久性と高級感を両立しています。
ヘーベルハウス:ALCコンクリート「ヘーベル」の圧倒的性能
ヘーベルハウスの代名詞が、ALC(軽量気泡コンクリート)パネル「ヘーベル」です。
- 耐火性: 1000℃の炎にさらされても、裏面は発火点に達しないほどの断熱・耐火性能を持ちます。
- 制震構造: 「サイレス」などの制震デバイスを標準採用し、大地震だけでなく繰り返しの余震にも強い構造になっています。
- 重量鉄骨: 3階建て以上に強く、柱の少ない広大な空間を作るのが得意です。
積水ハウスとヘーベルハウスの「デザイン・外壁」を比較!
見た目の美しさと、その質感を維持する性能について比較します。
積水ハウス:邸宅感あふれる「ダインコンクリート」
積水ハウスの鉄骨住宅の象徴といえば、厚さ55mmの「ダインコンクリート」です。
- 彫りの深さ: コンクリートを型枠に流し込んで作るため、テクスチャに奥行きがあり、光の当たり方で高級感のある影が生まれます。
- デザイン性: 洋風からモダンまで、どんな景観にも馴染む「邸宅」らしい佇まいを演出します。
ヘーベルハウス:洗練された都市型の「キューブスタイル」
ヘーベルハウスは、陸屋根(フラットな屋根)を多用した「キューブ型」のモダンなデザインが主流です。
- 外壁「ヘーベル」: 独特の幾何学模様が並ぶ外壁は、一目でヘーベルハウスと分かるブランド力があります。
- アウトドアリビング: 屋上利用(プラスワン)の提案が非常に上手く、庭が取れない都市部でも「そらのま」などの空間で開放感を味わえます。
積水ハウスとヘーベルハウスの「断熱性・住み心地」を比較!
「鉄骨は寒い」と言われがちなイメージを、両社はどう克服しているのでしょうか。
| 項目 | 積水ハウス | ヘーベルハウス |
| 断熱材 | グラスウール、ロックウール等 | ネオマフォーム(高性能フェノールフォーム) |
| 窓の性能 | アルミ樹脂複合サッシ(標準) | アルミ樹脂複合サッシ(標準) |
| 住み心地の特徴 | 窓を大きく取れる「ゆとり」の空間 | 外の騒音を遮断する「静寂」の空間 |
ヘーベルハウスは、自社開発の高性能断熱材「ネオマフォーム」を多層構造で採用しており、外壁のALCパネル自体も断熱・遮音性に優れています。線路沿いや交通量の多い道路沿いでも、驚くほど室内が静かだという評判が多いです。
積水ハウスは、断熱性能だけでなく「感性的な住み心地」を重視しています。天井を高く設定したり、大開口のサッシを採用したりと、「開放的な空間設計」において一日の長があります。
積水ハウスとヘーベルハウスの「価格・坪単価」を比較!
どちらも国内最高レベルの価格帯(ハイブランド)です。
- 積水ハウス:坪単価 80万円 〜 120万円以上木造のシャーウッドよりも、鉄骨のダインコンクリート仕様の方が高額になる傾向があります。内装のこだわりを詰め込むと、簡単に坪100万円を超えてきます。
- ヘーベルハウス:坪単価 90万円 〜 130万円以上一般的に、ヘーベルハウスの方が平均的な坪単価は高いと言われます。これは重量鉄骨の使用頻度や、高性能なネオマフォーム、制震装置を標準としているためです。
価格の比較ポイント:
単純な「建物の安さ」で選ぶなら積水ハウスの方が選択肢(商品ラインナップ)が広いですが、どちらも「高級住宅」としての予算を組んでおく必要があります。
積水ハウスとヘーベルハウスの「保証・アフターサポート」を比較!
「建てた後の安心」については、両社ともに業界をリードする仕組みを持っています。
積水ハウス:永久保証制度「ユートラス」
積水ハウスは、初期保証30年に加え、その後の有償メンテナンスを行うことで「永久」に保証を延長できる制度を設けています。
また、カスタマーズセンターのスタッフ数が非常に多く、トラブル時の駆けつけの早さには定評があります。
ヘーベルハウス:60年長期保証「オールギヤ」
ヘーベルハウスは、「家は一生もの」という考え方が非常に強く、早くから60年点検システムを確立していました。
30年目に一度大きなメンテナンス(防水・塗装など)を行うことで、60年目まで保証を繋ぐシステムです。将来的な売却時にも、このサポート体制が資産価値を下支えします。
積水ハウスとヘーベルハウス、それぞれどんな人におすすめ?
比較の結果、ライフスタイルや好みに合わせて以下のように分類できます。
積水ハウスがおすすめな人
- デザインのバリエーションを重視したい: 洋風、和風、モダンなど、幅広いデザインから選びたい人。
- 庭との繋がりを大切にしたい: 「5本の樹」計画など、植栽と調和した美しい外構・空間を作りたい人。
- 木造も検討したい: 鉄骨だけでなく、最高級の木造住宅(シャーウッド)に魅力を感じる人。
- 業界最大手の安心感が欲しい: 圧倒的な実績と、きめ細かなアフターサポートを求める人。
ヘーベルハウスがおすすめな人
- 都市部や密集地に建てる: 防火性能や遮音性を重視し、街の喧騒から離れたい人。
- 屋上を活用したい: 狭小地でも屋上を作って、バーベキューやドッグランを楽しみたい人。
- 災害への強さを最優先: 「何があっても家族を守れる家」という安心感を何より重視する人。
- 資産価値を長く保ちたい: コンクリートと鉄骨による堅牢な家を、次の世代まで引き継ぎたい人。
まとめ
積水ハウスとヘーベルハウスは、どちらを選んでも間違いのない「最高峰のハウスメーカー」です。
積水ハウスは、住む人の感性に寄り添い、どんな要望も高いデザイン性と技術で具現化してくれる「総合芸術のような家づくり」が魅力です。
一方でヘーベルハウスは、過酷な都市環境でも揺るがない、鉄とコンクリートが生み出す「圧倒的な安心とプライベート空間」を提供してくれます。



