桧家住宅とタマホームは、どちらも全国規模で展開している人気のハウスメーカーです。しかし、それぞれ特徴や強み、価格帯、性能、サポート内容が異なります。この記事では桧家住宅とタマホームを比較し、あなたにぴったりのハウスメーカーの選び方を解説します。
桧家住宅とタマホームの基本情報
桧家住宅
桧家住宅は「高断熱・高気密」かつ「全館空調」の快適性とわかりやすさを両立させたハウスメーカーです。全国に173以上の展示場を展開し、セミオーダー方式による定額制プランや、独自のZ空調システムを標準搭載することが大きな特徴です。
タマホーム
タマホームは「圧倒的なローコスト」と「幅広い提案力」を武器に、業界第5位の着工数を誇る大手ハウスメーカーです。CMでの知名度も高く、若い世代を中心に支持されています。商品は価格帯別・エリア別に充実しており、全国的に施工実績も豊富です。
桧家住宅とタマホームの住宅性能(断熱・耐震等級)を比較!
桧家住宅
- 独自の「Wバリア工法」による高断熱・高気密仕様
- UA値0.25W/㎡・K、C値0.4㎠/㎡と高水準
- 吹付断熱「アクアフォーム」+樹脂サッシLow-Eペアガラス
- 耐震等級3(最高ランク)標準対応
- 「Z空調」標準搭載で室内の温度差が少なく健康的な住環境
タマホーム
- 最上級商品「笑顔の家」では断熱等級7・UA値0.23W/㎡・K、C値1.0㎠/㎡以下と桧家並みの住宅性能を実現
- 標準仕様は充填断熱「グラスウール」+アルミ樹脂複合サッシ
- 耐震等級3対応可能(プランによる)
- 国産材にこだわり、長期優良住宅対応・住宅ローン減税も利用可能
- 桧家に比べ選択肢が幅広く、シンプルな仕様からハイグレードまで幅広く選べる
桧家住宅はとにかく「標準仕様で高性能」。タマホームは価格重視・プラン次第で桧家並みの性能も実現できますが、比較すると断熱・気密性能は桧家住宅のほうが優勢です。
桧家住宅とタマホームの価格(坪単価・総額)を比較!
桧家住宅の坪単価はやや高めで、約30坪の家で1,500万~2,400万円が目安です。タマホームは同じサイズでおよそ1,350万~2,700万円と、「木麗な家」などローコストプランならかなり抑えられます。大量発注、仲介業者カットなどのコストダウン策により、低価格住宅に強いのがタマホームです。
価格重視ならタマホーム、予算に余裕があり高性能・快適性重視なら桧家住宅が有力候補となります。
桧家住宅とタマホームの保証・アフターサービスを比較!
比較項目 | 桧家住宅 | タマホーム |
---|---|---|
初期保証 | 30年(最長60年) | 10年(最長60年) |
Z空調保証 | 10年 | ー |
シロアリ保証 | 20年 | 10年 |
桧家住宅は構造躯体初期保証30年と長く、最長60年まで対応可能です。Z空調にも10年保証が付き安心です。タマホームも最長60年保証が可能ですが、有償メンテナンスが必要です。アフター体制はどちらも業界水準に達していますが、構造部分については桧家住宅のほうが厚いサポートです。
桧家住宅とタマホームの設備・デザイン性を比較!
桧家住宅
- 定額制ながら「プレミアムワン」など高級感ある設備もオプション登録可能
- キッチン・バス・洗面・宅配ボックスなども充実
- デザイン性を高めた内装が魅力
- 全棟でZ空調標準採用
タマホーム
- シンプルで使いやすいラインナップ
- 住宅設備はベーシック仕様が多い
- 価格重視だが設備の選択肢もある
桧家住宅は設備にこだわりたい人、高級感を求める人におすすめ。タマホームは安さ重視・必要最低限の装備で十分という人向けです。
桧家住宅とタマホームの間取り・提案力の違い
桧家住宅はセミオーダー型の商品展開で、間取りパターンが非常に豊富です。数百パターンから選択できるため、理想の住まいがイメージしやすいのが特徴です。担当営業が案を出し、設計士が最終チェックする流れで、遊び心ある空間提案も得意としています。青空リビング、アトリエ、ガレージなど独自アイデアが魅力です。
タマホームは価格重視のラインナップですが、家事動線や万人受けする使いやすい間取り提案が豊富。希望に応じてシンプルな間取りから大きなリビング、和室、収納充実プランまで幅広く対応できます。
桧家住宅とタマホームのメリット・デメリット
桧家住宅
メリット
- 全館空調「Z空調」が低価格で導入可能
- 高断熱・高気密仕様で健康的
- 統一感のあるデザイン・設備選択が豊富
- 保証期間が長い
- キャンペーン割引あり
デメリット
- 坪単価が高め
- 初期保証が短いケースもある
- 設備メーカー選択肢が少なめ
タマホーム
メリット
- 圧倒的ローコストで予算重視の家づくりが可能
- 商品ラインナップが豊富で選びやすい
- 60年保証の長期サポートに対応
- 24時間対応のアフターサービス(有償)
- 国産材・こだわり品質の住宅
- 長期優良住宅対応
デメリット
- 値引きキャンペーンが少ない
- オプション価格が高め
- 高性能仕様は価格が上がる
どちらが“あなたに合う”メーカー?
- 予算重視で、最低限の設備と住まいが欲しいならタマホームがおすすめです。価格と実績、シンプルな家づくり提案のバランスが高いです。
- 快適性・性能重視、全館空調、断熱性で後悔したくないなら桧家住宅が有力候補。光熱費も抑えやすく、居住空間の質にも満足できるはずです。
まとめ
桧家住宅とタマホームは「コスパ重視」と「快適性・性能重視」という違いがはっきりしています。どちらにも魅力と弱点がありますが、予算・こだわり・ライフスタイルからじっくり比較して選ぶことで、満足度の高い家づくりを目指せます。理想の住まいを叶えるハウスメーカー選びに、ぜひこの記事を参考にしてください。