すまい給付金を知って消費税の増税に備えよう

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すまい給付金を知って消費税の増税に備えよう

2016年5月現在、消費税は10%へ増税の可否、
増税する場合の時期。これらの議論が大詰めを迎えています。
マイホーム購入を考えている人にとって消費税が上がるのかどうか、
上がるとしたら時期はいつなのか
は切実な問題かもしれません。

 

 

しかし政府は消費税を上げることで
消費が冷え込まないよう複数の対策を講じており、
住宅にも2つの制度が設けられています。
そのうち、知名度の低い「すまい給付金」について解説したいと思います。

 

 

■住宅における消費税増税の2大制度

 

マイホーム系の増税対策といえば、
「住宅ローン控除」と「すまい給付金」です。
住宅ローン控除は払った所得税が戻ってくるという制度で、
借入金の残高の1%が戻ってきます。
(条件によってパーセンテージには差がある)

 

 

一方すまい給付金は申請によって現金がもらえる
という制度なのですが、あまり知られていないのが現状です。

 

住宅ローン控除との違い

住宅ローン控除は基準が借入額となるため、
多く借入れした人のほうがお金が戻ってくることになります。
また、支払った所得税以上の還付はありませんので、
所得の多い人がより恩恵を受けやすい控除といえます。

 

 

すまい給付金は、所得の低い方ほど還付金が多い仕組み
ですので2つの制度を併用すると公平感が増すのではないでしょうか。

 

 

■すまい給付金とは

すまい給付金の要件や給付額を詳しく見てみましょう。

 

【要件】

  • 取得方法

    新築物件、中古物件ともに対象。
    また住宅ローンの利用がない現金取得者も、
    取得者の年齢が50才以上であれば利用可能

  •  

  • 住宅要件

    床面積が50m2以上である住宅であること、
    品質基準の検査を行ったり欠陥があった時の備え
    (保険)に加入するなど一定の条件を満たしていること。

<要件のまとめ(概要)>
物件 新築物件でも中古物件でも、条件を満たせば適用可能
住宅ローンの利用 必須ではないが、住宅ローンを利用していない場合は

取得者の年齢要件(50歳以上)が加わる

床面積 50平方メートル以上
品質に関する要件 住宅瑕疵担保責任保険への加入や品質の検査が必要

※新築物件と中古物件では要件に差があるので注意

 

要件を満たした場合にいくらもらえるのかも気になりますね。
実は、給付を受けるには年収要件があります。

 

<給付額>
消費税率8%時 収入額の目安が510万円以下 最大30万円
消費税10%時 収入額の目安が775万円以下 最大50万円

 

収入は額面金額ではありません。
額面から各種控除(給与所得控除や扶養控除など)を
差し引いたのちの額を、更に調整しています。
具体的には都道府県民税を決定する際に、
使用する項目のひとつである「都道府県民税の所得割額」を使います。

 

 

難しそうな内容ですが、⇒すまい給付金の公式サイトでは
簡易的なものと、より正確なバージョンのものと、
2種のシミュレーションがありますので、
ボーダーライン周辺の人は正確なほうの
シミュレーションで必ず確認しておきましょう。

 

すまい給付金の注意点

最後に注意点についても見ていきましょう

 

期限がある

この制度は消費税アップによる
住宅取得者の負担軽減を目的としていますが、
同時に駆け込み需要とその反動も想定していると推測できます。

 

 

実際に消費税が5%から8パーセントに上がる時期、
直前に不動産購入をする人が増えた一方、
増税後の不動産市場は冷え込みました。
消費税が上がったあとの買い控えと負担軽減を目的にしているため、
永続的な制度にはなりえません。
2016年6月現在では、2019年6月末までの実施とされています。

 

物件に関する検査は着工前に申し込む

給付金を受け取るには検査が必要なことは
既述の通りですが、それらの検査は施工中に行うことなります。
そのため着工前に申し込む必要があります。
※中古物件については、施工中の検査要件はありません。

 

中古住宅は要注意!

給付の対象となる中古住宅は、
売主が宅地建物取引業者である中古住宅だけで、
個人からの購入は対象外です。
これは、売り主が個人である場合は、
消費税がかからないため、救済の必要がないからです。

 

すまい給付金は物件の検査や申請などがあり、
需給のハードルは低いとはいえません。
内容も、新築住宅か中古住宅かによって要件が異なったり、
住宅ローン利用のあるなしで
条件が増えたりとわかりにくいのは確かです。

 

 

ですが最大で30万円(消費税8%時)という額は非常に魅力的です。
マイホーム購入を考えている人は、
早めに自分が要件を満たすかどうか確認しておくことをおすすめします。

 

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